Blossom Dearie - Soubrette Sings Broadway Hit Songs
(Verve, 1960)

『お転婆娘がブロードウェイ・ヒットを歌う』と題したこのアルバムで、ブロッサム・ディアリーは選ばれた多くの軽妙なミュージカル・ナンバーを力むことなく洒脱に歌っている。

 1. "Guys and Dolls" (Guys and Dolls)
 2. "Confession" (The Band Wagon)
 3. "Rhode Island Is Famous for You" (Inside U.S.A.)
 4. "To Keep My Love Alive" (A Connecticut Yankee)
 5. "Too Good for the Average Man" (On Your Toes)
 6. "The Gentleman Is a Dope" (Allegro)
 7. "Always True to You in My Fashion" (Kiss Me Kate)
 8. "Napoleon" (Jamica)
 9. "Life Upon the Wicked Stage" (Show Boat)
10. "The Physician" (Nymph Errant)
11. "Love Is the Reason" (A Tree Grows in Brooklyn)
12. "Buckle Down, Winsocki" (Best Foot Forward)


BUCKLE DOWN, WINSOCKI

[Verse]
If you Shout Hooray for the Pennsylvania dutchmen
They will cover the groun'
for a number one down or a touch.
Ev'ry one is a greed
that you have to concede to the dutchmen
Shout Hooray for Pennsylvania dutch

If you Shout Hooray for the Pennsylvania dutchmen
Ev'ry team that they play
will be carried away with a crutch.
When they're out on the field
if they're wearing the shield of the dutchmen.
Shout Hooray for Pennsylvania dutch.


[Refrain]
Buckle down, Winsocki
Buckle down
You can win, Winsocki
If you knuckle down
If you break their necks
If you make them wrecks
You can break the hex,
So buckle down.

Make 'em yell Winsocki, make 'em yell.
You can win, Winsocki
If you give 'em hell
It you don't give in take it on the chin
You are bound to win, it you will only buckle down.

If you fight you'll chuckle at defeat.
If you fight your luck'll not retreat
(Shout)
Knuckle down Winsocki
Knuckle down.

You can win, Winsocki
If you buckle down
If you mow them down
If you go to town
You can wear the crown
If you will only buckle down.


[ヴァース]
ドイツ系ペンシルヴァニア人たちに万歳を叫べば
彼らはグランドを網羅するさ
 一番にダウンを奪うため、タッチするために。
みんな強欲で
 ドイツ系の猛者たちに譲歩しなければならない
ドイツ系ペンシルヴァニア人たちに万歳を叫ぼう。

ドイツ系ペンシルヴァニア人たちにに万歳を叫べば
彼らが対戦するどのチームも
 松葉杖で運ばれるだろう。
彼らがフィールドに現れたなら、
 ドイツ系の猛者たちが盾を取ったなら。
ドイツ系ペンシルヴァニア人たちに万歳を叫ぼう。

[リフレイン]
気を引き締めろ、ウィンソッキ高校
気を引き締めろ
勝てるはず、ウィンソッキ
張り切れば
敵を粉砕すれば
敵をズタズタにすれば
呪いなんて解けるはず、
だから気を引き締めろ。

敵をわめかせるのだ、敵をわめかせるのだ、
勝てるはず、ウィンソッキ高校
引き諦めなければ、じっと耐えるんだ
もう勝ちは見えてる、ただ気を引き締めるんだ。

戦えば、打ち負かして笑えるはず。
戦えば、運命の女神は逃げ出さないはず
(雄たけび)
張り切れ、ウィンソッキ高校
張り切るんだ。

勝てるはず、ウィンソッキ
がんばって、
圧倒したら、
街に行って、
王冠を被れるはず
ただ気を引き締めるんだ。


(原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に)

※ ペンシルヴァニアの架空のプレップ・スクール(寄宿制私立高校)、ウィンソッキ高校を舞台に、ある男子生徒がダンス・パーティのため冗談でハリウッド人気女優をダンス相手に招待状を出す。だが女優のマネージャーは宣伝のため女優が訪問することになりドタバタが繰り広げられるという学園ミュージカル・コメディ Best Foot Forward (1941) の中で最も評判となったと言われる応援歌風スクール・ソング。

このミュージカルからは Ev'ry TimeThat's How I Love the Blues などのトーチ・ソング・スタンダードが生まれている。

舞台ではトミー・ディックスがアンサンブルとともに歌ったが 1943年の映画化においても彼が歌った。

ミュージカルが第二次大戦中の公演だったこともあり Buckle Down, Buck Private (頑張れ二等兵)という替え歌も作られたという。現在も行進曲としてしばしば演奏されている。
(SecondHandSongs によるパフォーマー・リスト参照)



作詞・作曲: ヒュー・マーティン、ラルフ・ブレイン Hugh Martin, Ralph Blane
出典: ブロードウェイ・ミュージカル Best Foot Foward (1941)

YouTube
■ ブロッサム・ディアリー
■ トミー・ディックス(映画クリップ, 1943)
■ ビング・クロスビー&ローズマリー・クルーニー


2023/10/15 訳


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