|
|
|
|
|
|
ALWAYS TRUE TO YOU IN MY FASHION
[Verse]
Oh, Bill,
Why can't you behave,
Why can't you behave?
How in hell can you be jealous
When you know, baby, I'm your slave?
I'm just mad for you,
And I'll always be,
But naturally...
[Refrain 1]
If a custom-tailored vet
Asks me out for something wet,
When the vet begins to pet
I cry "Hooray!"
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
I enjoy a tender pass
By the boss of Boston, Mass.,
Though his pass is middle-class
And notta Backa Bay.
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
There's a madman known as Mack
Who is planning to attack
If his mad attack means a Cadillac
Okay!
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
[Refrain 2]
I've been asked to have a meal
By a big tycoon in steel
If the meal includes a deal
Accept I may
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
I could never curl my lip
To a dazzlin' diamond clip
Though the clip meant "let 'er rip,"
I'd not say "Nay!"
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
There's an oilman known as Tex
Who is keen to give me checks
And his checks, I fear, mean that sex
Is here to stay!
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
[Refrain 3]
There's a wealthy Hindu priest
Who's a wolf, to say the least,
When the priest goes too far east
I also stray.
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
There's a lush from Portland, Ore.,
Who is always such a bore
When the bore falls on the floor
I let him lay.
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
Mister Harris, plutocrat
Wants to give my cheek a pat
If the Harris pat
Means a Paris hat
Bébé
(Ooh la la!)
Mais je suis toujour fidèle, darlin', in my fashion,
Oui, je suis toujour fidèle, darlin', in my way.
[Refrain 4]
From Ohio, Mister Thorne
Calls me up from night 'til morn,
Mister Thorne once cornered corn
And that ain't hay.
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
From Milwaukee, Mister Fritz
Often moves me to the Ritz
Mister Fritz is full of Schlitz
And full of play.
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
Mister Gable, I mean Clark
Wants me on his boat to park
If the Gable boat means a sable coat
Anchors aweigh!
But I'm always true to you, darlin', in my fashion,
Yes, I'm always true to you, darlin', in my way.
(Peggy Lee version)
特注のお洋服を着たお医者様が
私をお酒に誘ってくれるなら
そのお医者様が私を愛撫しようとした時に
私は「バンザイ」って叫ぶわ
でもダーリン、いつだって私なりの流儀であなたに誠実なのよ
そうダーリン、いつだって私なりの方法であなたに忠実よ
私はお食事に誘われていて
その人は鉄鋼界の大物なの
もし交換条件付きのお食事だとしても
ＯＫすると思うわ
でもダーリン、いつだって私なりの流儀であなたに誠実なのよ
そうダーリン、いつだって私なりの方法であなたに忠実よ
テックスと呼ばれる石油成金は
彼は私に小切手をくれるというの
その小切手はもしかして
テックス込みって意味かもね
でもダーリン、いつだって私なりの流儀であなたに誠実なのよ
そうダーリン、いつだって私なりの方法であなたに忠実よ
大富豪のハリスさんは
私のほっぺたを「なでなで」したいんだって
ハリスさんの「なでなで」にパリ製の帽子も含まれるんだったら
私はバンザイよ
でもダーリン、いつだって私なりの流儀であなたに誠実なのよ
そうダーリン、いつだって私なりの方法であなたに忠実よ
※ 1948年のミュージカルコメディ Kiss Me, Kate での舞台裏のシーン。金持ちと見るとすぐに色目を使うことを恋人のビルになじられたロイス・レインが開き直りながら言い訳する歌。
このミュージカルはシェークスピアの戯曲『じゃじゃ馬ならし』をトライアウト行っているある劇場の午後５時から０時までの、舞台上とその舞台裏の出来ごとを描いたバックステージ・ミュージカルで、舞台上ではビアンカ役、舞台裏では女優ロイス・レインを演じたリサ・カークが歌った。リサ・カークはこの前年、ブロードウェイデビューとなる「アレグロ」で The Gentleman Is a Dope を歌いスターとなったが、この舞台は彼女のブロードウエイ二作目の舞台となった。
タイトルは、アーネスト・ドーソンの詩、「シナラ」の一節からインスパイアされたもの。同じ詩からは gone with the wind の一節がみられる。このフレーズはマーガレット・ミッチェルの小説「風と共に去りぬ」で有名だが、それだけでなく「キス・ミー・ケイト」の Whwere Is the Life That I Led? の歌詞にも使われている。 またローソンの別の詩にある「酒とバラの日々」 days of wine and roses というフレーズも知られていることはwiki にある通り。
"Easy to Remember"(William Zinsser)によると、この歌はブロードウェイ最もおかしな歌ベスト１０に入るとのことだが、際どい表現や言葉遊びも英語を母国語としない人間にはストレートに楽しめないのが残念な所。上の訳はペギー･リーとジョージ・シアリングの共演の歌詞の訳で短縮版と言えるが、以下に４番まである舞台版の訳も追加した。
(stage version, 2012/04/10 add)
［ヴァース］
おお、ビル、
お行儀よくしてよ、
何故お行儀よく出来ないの？
一体全体あなたが嫉妬なんてしなくても
知っているわよね、あなた、私はあなたの奴隷だって？
あなたにとても夢中なの、
いつだってそう、
でも当然
［リフレイン１］
特注のお洋服を着たお医者様が
私をお酒に誘ってくれるなら
そのお医者様が私を愛撫しようとした時に、私は「バンザイ」って叫ぶわ
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
私は優しい恋愛を楽しんでいる
マサチューセッツ州ボストンの親分と、
例え彼の生活が中産階級で、バックベイに住んでなくても。 ★１
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
マックという狂った男がいて
攻撃を計画しているの
もしその攻撃がキャデラックだったら、ＯＫよ！
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
［リフレイン２］
私はお食事に誘われていて
その人は鉄鋼界の大物なの
もし交換条件付きのお食事なら、受けると思うわ。
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
私は唇をゆがめて軽蔑なんかしない
キラキラのダイヤのブローチ（クリップ）なんかには、
例えそのブローチが「彼女を脱がせろ」って意味だとしても、
私は「嫌です」なんて言わないの。
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
テックスと呼ばれる石油成金は
彼は私に小切手をくれるというの
その小切手はもしかして、セックスはここに在りという意味でも！ ★２
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
［リフレイン３］
インドのお金持ちのお坊さんがいて
よく言っても彼は狼なの、
そのお坊さんが極東に行った時でも、私はそれでも迷っていたわ。
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
オレゴン州ポートランドには成金がいて、
お金持ちだけど退屈(bore) な人、
そいつの錐(bore) が地面に穴開けしようとしたら、床の相手をするわ
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
大富豪のハリスさんは
私のほっぺたを「なでなで」したいんだって
もしハリスさんの「なでなで」が
パリ製の帽子を意味するんなら、
（以下３行はフランス語混じり）
ベベ、ウーララ！
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
［リフレイン４］
オハイオのソーン氏は
夜から朝まで電話し通り、
ソーン氏はコーン（お金）を買い占め
それも干し草（小銭）とは言えない位の金持ち。
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
ミルウォーキー州のフリッツ氏は
よく私をリッツホテルまで来させたわ、
フリッツ氏はシュリッツビールをたっぷりで遊びもたっぷり。
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
ゲーブル氏は、私の言うのはクラークさんのこと
彼は私をボートでキスをせがんだもの、
もしゲーブル氏のボートが
セーブル（クロテン）のコートを意味しているんなら、
錨を揚げ出航よ！
でもダーリン、いつだってあなたに誠実なのよ、私なりの流儀で、
そうダーリン、いつだってあなたに忠実なのよ、私なりの方法で。
★１：バックベイはボストンの住宅街。
★２：sex is here to stay という歌詞でガーシュイン兄弟の歌を引用している。
CD, LP
YouTube
2006/04/01 訳
作詞・作曲： コール・ポーター Cole Porter
ブロードウェイミュージカル Kiss Me, Kate (1948)
● ジャニス・シーゲル Janis Siegel : Tender Trap
● エラ・フィッツジェラルド Ella Fitzgerald : Cole Porter Songbook vol. 1 (Verve)
● ブロッサム・ディアリー Blossom Dearie : Soubrette Sings Broadway Hit Songs (Verve, 1960)
● キーリー・スミス Keely Smith : reprise musical repertory theatre presents "KISS ME KATE" (reprise)
● ペギー・リー Pegy Lee : Beauty and the Beat (Capitol)
■ ニュー・ブロードウェイ・キャストのレコード
■ ＴＶ放映版 ： 若き日のジュリー・ウィルソン
■ ブロッサム・ディアリー
■ エラ・フィッツジェラルド
2012/04/10 訳・解説追加
ページトップへ
上位メニューへ