EV'RY TIME

[Verse]
False of true?
I wish I had a clue or two.
Where I stood I thought I knew,
Or should.
True or false?
Life was a never-ending waltz.
Then it caught the somersaults
For good.
Might have known
It would.

[Refrain 1]
SHE: Ev'ry time my hearts begins to dance,
The world steps on my little toes.
Ev'ry time I take a little chance,
I pay right through my little nose.
Ev'ry time I fly my little kite,
It catches on a tree.
Ev'ry time I throw an anchor out,
It pulls me in the sea.
Ev'ry time I feel a little glow,
I always get a little shock.
Ev'ry time I stick my little chin out,
I always get a little knock.
And when I aim my arrows at the sun,
They always miss their mark.
Leaving just a lonely lady in the dark,
Leaving just a lonely lady in the dark.

[Refrain 2]
HE: Ev'ry time I feel a little brave,
I always get a little scare.
Ev'ry time I want a little bone,
I always find the cupboard bare.
Ev'ry time I play a little golf,
I'm always over par.
Ev'ry time I sail my little boat,
She's never very far.
Ev'ry time I feel a little warm,
I always catch a little cold.
Ev'ry time I feel a little young,
I always grow a little old.
And when I build my cabin in the sky,
It tumbles from its mark.
Leaving just a lonely fellow in the dark.


[ヴァース]
×か〇か？
ちょっとヒントがあったらいいのに。
状況は知っていると思っていた、
そのはずだった。
○か×か？
人生は終わることのないワルツだった。
そしたら状況が一転した
永遠に。
知っておくべきだった
そうなら。

[リフレイン１]
彼女：
いつだって私の心が踊りだすと、
　世の中は私の小さな爪先を踏みつけて気分を悪くしてしまう。（★１）
いつだって私に小さなチャンスが訪れると、
　小さな私には法外なつけを払う羽目になってしまう。　（★２）
いつだって様子を見ようと凧をあげると、
　木に引っかかってしまう始末。　　（★３）
いつだって停泊するために碇を投げ出したら、
　私が海に引っ張り込まれる始末。　（★４）
いつだって小さな光に興奮を覚えても、
　相変わらず何かに激突する始末。
いつだってあえて危険に身を投げ出そうとしても、
　相変わらず何かに邪魔される始末。　　（★５）
そしてお日様に向かって矢を放っても、
　相変わらず的を外してしまうの、
ただの寂しい女を暗闇に放っておいて、
ただの寂しい女を暗闇に放っておいて。

[リフレイン２]
彼:
いつだって僕がちょっとした勇気を出すと、
　相変わらず僕はちょっと怖くなってしまうんだ。
いつだって僕はちょっとはいいものを上げたいんだけど、
　相変わらず戸棚は空っぽでなにも上げられないんだ。（★６）
いつだってゴルフをすれば、
　相変わらずオーヴァー・パーになる始末さ。
いつだって僕が小船を出そうと思っても、
　彼女は遠くにいるわけじゃないのさ。
いつだってちょっと温かくなっても、
　相変わらず僕は風邪をこじらせてしまうのさ。
いつだって僕がちょっと若く感じても、
　相変わらず僕はちょっと歳をとってしまうのさ。
そして空に夢の家を建てようとしても、
　出端から崩壊するしまつなんだ、
ただの一人ぼっちの奴を暗闇に放っておいて。


※　口語表現が多い歌

１：step on one's toe 人の感情を害する、人の権利を侵す
２：pay through the nose 法外の金をはらう、ぼられる
３：fly kite 凧をあげる、（意向を知るために）試しにやってみる
５：stick one's chin out 自ら危険にさらす、災いをまねくようなことをする
６：the cupboard is bare 差し上げるものは何もありません

マーティン＆ブレインのソング・ライター・コンビは、主にマーティンが曲を、ブレインが歌詞を担当しているようであるが、登録は常に両者の作詞･作曲としている。 1914年生まれの両人は歌手としてキャリアをスタートさせ Hooray for What , Loiusiana Purchase などに出演した。
アレンジャーとしても有能で、The Boys from Syracuse, Cabin in the Sky, Pal Joey, Gentlemen Prefer Blondes, DuBarry Was a Lady を担当した。
彼らの最も有名なブロードウェイ・ナンバーは Best Foot Forward の挿入曲であり、最も有名な映画ナンバーは Meet Me In St. Louis (若草の頃）の挿入曲 The Boy Next Door, Have Yourself A Merry Little Christmas, The Trolley Song だろう。




作詞・作曲：ヒュー･マーティン、ラルフ・ブレイン Hugh Martin, RAlph Blane
出典： 舞台ミュージカル Best Foot Forward (1941) より

CD, LP
● アン・リチャーズ Ann Richards : ザ・メニー・ムーズ・オヴ・アン・リチャーズ (Capitol)
● アニー・ロス Annie Ross : シンギン・アンド・スゥインギン (Savoy)
● ビー・ウェイン Bea Wain : The Complete Recordings Vol.2
● ベティ・マディガン Betty Madigan : アム・アイ・ブルー (Verve)
● キャロル・シンプソン Carole Simpson : オール・アバウト・キャロル (Capitol)
● クリス・コナー Chris Connor + 2 (Atlantic)
● デビー・レイノルズ Debbie Reynolds : デビー/アム・アイ・ザット・イージー
● ジェイン・パウェル Jane Powell : Can't We Be Friends (Verve)
● ジョイス・ブリーチ Joyce Breach : Confessions (Audiophile)
● ジョイス・カー Joyce Carr with Bob Vigoda & Ellis Larkins (Audiophile)
● ジューン・クリスティ June Christy : Ballad for the Night People /The Intimate Miss Christy (Capitol)
● マーリーン・ヴァー・プランク Marlene Ver Planck : You'd Better Love One (Audiophile)
● メリッサ・ウォーカー Melissa Walker : １７歳の頃 (Enja)
● ミリー・ヴァ―ノン Millie Vernon : Introducing (Stroyville), Passion of Millie Vernon
● パット・ヒーリー Pat Healy : ジャスト・ビフォア・ア・ドーン (Pacific)
● ペギー・コネリー Peggy Connelly (Bethlehem)


2008/06/14 訳
2012/06/20 レイアウト変更等

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