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CONFESSION
(Howard Dietz / Arthur Schwartz)
今まで男の人とキスなんてしたことがなかったの、
それは、恥なのかな？
今まで男の人とキスなんてしたことがなかったの、
行きずりの男の人とは！
今までワインを味わったことなんてなかったの、
それは、罪なことかな？
今までワインを味わったことなんてなかったの、
だってワインなんてジンとは比べようがなかったから！
最高に楽しいものだわ、
とうとう確信はゆるぎないものに。
不道徳を知ることって
それ自身が喜びだから。 ★
わたしは10時には眠りにつくの、
それは、退屈な人生かな？
わたしは10時には眠りにつくの、
でも帰宅するのは４時だから！
※
1931年のレヴュー「バンド・ワゴン」で紹介された歌で、各セクションの最終行にそれぞれ落ち（punch line) がついている。
メイベル・マーサーのライヴ録音を聞くと、彼女が落ちをつける毎に客の笑い声と喝采が聞こえてくるのが分かる。
第１セクションでは男性経験が豊富だと（暗黙の了解としてキスとはセックスを意味しているのだろう）、
第２セクションでは自分が酒好きだという告解をしている。
ブリッジにあたるセクションの最終行の歌詞は（★） Its own reward! だが、
これは "Virtue is its own reward" 『徳はそれ自らが報いである』
（徳をほどこすこと自体が喜びであり、物質的報酬を期待してはならないという意味）
という格言を逆手にとったものだろう。
最後の「帰宅時間が４時」とは、朝帰りする生活を意味しているようだ。
女性向けの歌なのだろう、シャーリー・ホーン、メイベル・マーサー、ブロッサム・ディアリー、
ジョイス・ブリーチ、メアリー・マーティン、パール・ベイリーなどの女性歌手が録音している。
作曲： アーサー・シュワーツ Arthur Schwartz
(作品リスト /
dbopm 作品リスト )
出典： レヴュー The Band Wagon (1931) より
YouTube
■ シャーリー・ホーン
■ ブロッサム・ディアリー
■ ジュディ・ホリディ
■ クリフォード・デイヴィッド＆カレン・モロウ ：
デュエット版でヴァースから歌っている。不明な点は適当に訳したが聞き取りによるヴァースは次のように歌っている、
[VERSE]
m: Let me be your father confessor.
f: Yes sir, yes sir...
m: Tell your in a most thought(?) to me.
f: That'll be hard to do
m: Would you mind if I gether a closer?
f: No sir, no sir
m: Let your in a most thought come free. (?)
It will confort you.
f: If you find you're shut at the true,
Excuse it on the grounds of you —
[ヴァース]
男： 君の贖罪司祭になろうか。
女： はい、分かりました！
男： 最大の心配事を教えてくれないか？
女： とても出来ません！
男： もっと近くに寄ってもいいかい？
女： いいえ、だめです！
男： 最大の心配事を打ち明ければ、
気分が落ち着くよ！
女： もしあなたが真実に耳をふさぐのなら、
容赦して下さい。あなたのためにも...
■ シェリル・パーカー ： これもヴァースから歌ったデュエット版
2018/02/10 訳
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