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#577～#581 までは Marlene (VerPlanck) が Savoy に残したアルバム I Think of You Every Breath I Take
からの５曲の訳を載せる。
1. With Every Breathe I Take (既訳)
2. Accent On Youth (#577, 当ページ)
3. Snuggled On Your Shoulder (#578)
4. Some Other Time (既訳)
5. If I Love Again (既訳)
6. We Could Make Such Beautiful Music Together (#579)
7. Deep In A Dream (既訳)
8. Two Cigarettes In The Dark (2versions) (#580)
9. Without A Word Of A Warning (#581)
10. You Leave Me Breathless (既訳)
Marlene (Savoy, 1956)
ヘレン・メリルがクリフォード・ブラウンとの共演アルバムのジャケットを顔がゆがんでいて嫌いと言ったが、
このジャケットももっと明瞭で美人に撮れたはずなのにと残念な気持ち。
マーリーンが歌った歌は、1930,1940 年代のヒット曲中心で、スタンダードと言えるかどうかの
ボーダー・ライン上にある歌だけで構成されている。
いずれも歌詞をじっくり聞き込めるテンポの演奏で、マーリーンの声も聞きとりやすく、
好感の持てるアルバムだ。
録音： 1955/11/29
パーソネル： Marlene (vo), Joe Wilder (tp), Hank Jones (p), Wendel Marshall (b), Kenny Clarke (ds)
小川隆夫氏のライナーノーツを抜粋すると
「・・・サヴォイは常に新人の発掘に務めてきた。このレーベルは数多くの有能なミュージシャンを発掘しているが、今回はシンガーを探すために２年近くの歳月を掛けて、200人以上の歌手をオーディションしたという。
その結果、ニュージャージー州ブルームフィールド出身のマリーン(ママ）と契約したのである。
最終選考では、選ばれた数人にテスト・レコーディングを行い、更にクラブで歌わせるという念の入れようで、
その難関を突破して合格したのがマーレーン（ママ）だった・・・」
ACCENT ON YOUTH
[Refrain]
[verse]
Why is the rose beginning to bud in spring?
Why are the birds beginning to fly and sing?
And why have I this new sensation?
It's just the accent on youth!
Why do I long for kisses so fresh and sweet?
Here in your arms the picture is so complete.
It really needs no explanation,
It's just the accent on youth!
You are tempting and divine,
Like intoxicating wine.
I am yours and you are mine;
With thrill untold
How can we grow old?
What makes this night resemble the blushing dawn?
What brings us here, confessing that love is born?
Although we call it inspiration,
It's just the accent on youth
なぜバラは春になるとつぼみが出始めるの？
なぜ鳥は空をとび歌い始めるの？
そしてなぜ私はこの新たな興奮を覚えるの？
これは単に若さが後押ししてくれるだけのこと！
なぜ私はとても新鮮で甘いキスを望むの？
あなたに抱かれた姿はとても完璧。
説明なんて必要ないわ、
これは単に若さが後押ししてくれるだけのこと！
あなたは魅惑しとっても素敵、
まるでワインの酩酊のよう。
私はあなたの、そしてあなたは私のもの：
口では言えないときめき
私たちが年老いることなんてあるのかしら？
なにがこの夜を赤みさす明け方みたいにするの？
なにが私たちをここに呼び、愛が生まれたと告白させるの？
インスピレーションと人は呼ぶかもしれないけど、
これは単に若さが後押ししてくれるだけのこと！
※ マーリーンはこの歌がお気に入りと語っており、1976年の Audiophile のマーリーン・ヴァープランク名義のアルバムでも録音している。この時は、 "Lover, Come Back to Me" を思い起こさせるヴァースを歌っている。不確かな部分もあるが聞き取りによる歌詞と訳を載せる。（月が新しいのと三日月との組み合わせはおかしな気もするが）
the moon is new
a crescent up above
the night is young
and the stage is set for love
deep down in a heart
we have learned the truth
there're nothing half so precious dear
as you
月は新しく
上空には三日月
夜は若く
舞台背景は愛のために
心の奥底で
私たちは真実を学んだ
愛するあなたの半分も
重要なものはないと。
『二人の女性ソングライターによって書かれた。ヨー・ヒット・パレードには 1935年の夏に４週間いた。ヴィー・ローンハースト (1905 - 1992) はポピュラー曲を書く前は、ポップ・ピアノの名人としてラジオ創世記を担い、多くのレコード、ピアノ・ロールを残してきた。彼女はまた歌も歌いラジオ放送、レコードも残している。彼女の作詞パートナーであるロイ・タークの死後、トット・セイモアとコンビを組み音楽出版者は「成功した最初の少女ソングライター・ティーム」と宣伝した。1935年は彼女たちの当たり年で、And Then Some は№１ヒットになりヒット・パレードに 11週居続け、 Accent On Youth は４週、No Other One は11週居た。トット・セイモア (1989 - 1966) はティームを組む以前から成功した作詞者だった人で、初期はファニー・ブライス、ソフィー・タッカー、ベル・ベイカー、メイ・ウェストなどのスターたちに詞を提供していた。...』
作詞： トット・セイモア Tot Seymour
作曲： ヴィ―・ローンハースト Vee Lawnhurst
出典： 映画 Accent On Youth (1935) のテーマ曲
CD, LP
● マーリーン・ヴァープランク、ダイナ・ワシントン
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2018/03/10 訳
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