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DADDY WOULN'T BUY ME A BOW-WOW
可愛い子のための可愛い歌と書かれた楽譜表紙
1. I love my little cat, I do
with soft black silky hair;
It comes with me each day to school,
and sits upon the chair.
When teacher says "Why do you bring
that little pet of yours?"
I tell her that I bring my cat
along with me because...
私は自分の子猫が大好き、
柔らかく黒い絹のような毛をした。
子猫は私が学校へ行くたびに私についてきて、
椅子の上に座っている。
先生がこう聞いた時『なぜあなたは
あなたのペットを連れてくるの？』
私は先生に私の猫を
連れて行くのはどうしてかって言うと．．．
Chorus:
Daddy wouldn't buy me a bow-wow!
Daddy wouldn't buy me a bow-wow!
Bow wow, I've got a little cat
And I'm very fond of that,
But I'd rather have a bow-wow,
wow, wow, wow, wow.
パパは買ってくれないの、ワンワンを！
パパは買ってくれないの、ワンワンを！
ワンワンを、私には子猫がいて
とっても好き。
だけど飼いたいのはワンワンなの、
ワン ワン ワン ワン。
2. We used to have two tiny dogs,
such pretty little dears!
But daddy sold 'em 'cause they used
to bite each other's ears.
I cried all day, at eight each night!
Papa sent me to bed:
When Ma came home and wiped my eyes,
I cried again and said...
[to Chorus]
昔は２匹の小さな犬がいたの、
とても可愛い子たちだった！
でもパパは売ってしまったの、だって２匹は
相手の耳を噛み合っていたから。
私は一日中泣いて、夕方８時には
パパは私をベッドに連れていったの。
ママが家に帰ってきて私の涙を拭いてくれても、
私はまた泣き出して言ったの．．．
（コーラスへ）
3. I'll be so glad when I get old,
to do just as I "likes";
I'll keep a parrot and at least
a half a dozen tykes;
And when I've got a tiny pet,
I'll kiss the little thing,
Then put it in its little cot,
and unto it I'll sing...
[to Chorus]
私が大人になったら嬉しいでしょう、
私が「好き」なことだけができるから；
私はオウムと少なくとも
６匹の子犬を飼おうと思うの：
それから私が小さなペットを飼ったら、
私はその小さなものにキスして、
子供用ベッドに入れて、
ペットに向けて歌うの．．．
（コーラスへ）
（原歌詞は Wikipedia を参考に）
※ 19世紀の英国ミュージック・ホール歌手ヴェスタ・ヴィクトリアが紹介した歌で彼女は仔猫を抱いて歌ったという。 YouTube では童謡としてアップロードされている動画もあるが、女性歌手がコケティッシュに歌っている動画もある。
ある英国ミュージック・ホールの歴史を語った動画 The Story of the Music Hall with Michael Gradeの 01:08 あたりで女性歌手が「これは無邪気な童謡でなく、ほのめかし(innuendo)のある歌で bow-wow は男を意味する」と裏の意味の説明をしている (スラングで bow-wow は男性性器を意味する)。
歌詞中の daddy, kitty などの言葉も何となく想像できそうだが 1934年の英国ミュージカル映画 Evergreen では1930年代に人気のあったミュージカル女優ジェシー・マシューズが仔猫のぬいぐるみを抱えながらステージ上で可愛らしく歌い観客がいくぶん好色な目線で楽しんでいる姿が見られるのも、そういった裏の意味があるからだろう。
もし、ダディ・ソングというジャンルがあるとすれば、ポーターの My Heart Belongs to Daddy, マリリン・モンローが歌った Every Baby Needs a Da Da Daddy やボビー・トループの Daddy がなどがその会員、ガーシュウィン兄弟の Embrace Me、 フリッシュバーグの Peel Me a Grape、マドンナの"Papa, Don't Preach"ならば準会員になるだろうが、この歌はそのジャンルの走りといっていいだろう。
作詞： ジョセフ・タブラー Joseph Tabrar (1892)
YouTube
■ 映画 Evergreen のジェシー・マシューズ
ミュージック・ホールの大スター マリー・ロイドとその娘が母の姿を再現させたショー Marie Lloyd Junior に一部インスパイアされた、ロジャーズ＆ハートの英国ミュージカル Ever Green (1930) を映画化したもので、フリッツ・ラングの「メトロポリス」のパロディのようなシーンも見られる、当時としては大金をかけた映画。
舞台版ではシャンデリアを逆さにしたセットでジェシー・マシューズとソニー・ヘイルが歌った、ロジャーズ＆ハートの Dacing on the Ceiling が評判となり、マシューズのシグネチュア・ソングとなったという。
■ バーバラ・ウィンザー
2021/06/25 訳
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