DADDY, IT HAPPENED ONCE BEFORE
LEMON TWIST & LONELY GIRL


今回は Route 66, Girl Talk などを書き、このサイトでも度々訳を載せたボビー･トゥループの歌を訳してみた。

1. Daddy
2. It Happened Once Before
2. Lemon Twist
2. Lonely Girl


Daddy

[ヴァース]
やあ！聞いてくれよ
ある娘についての俺の話を
娘の名はデイジー・メイさ、
怠け者デイジー・メイさ。
彼女の素質は
とても可愛らしく魅惑的になれること；
いざという時にそうなるんだって、
噂ではね。
彼女の男は、金持ちで、背が高く、日焼けしていて、ハンサムで
　でかくてがっしりしているのさ。
彼女はこんな歌をその男に歌うのさ；

[リフレイン]
ねえ！おじさま、
ダイアモンドの指輪が欲しいの、
ブレスレットとかいろんなものが。
おじさま！
私のために最高のものを買ってよ。

ねえ！おじさま！ねえったら！
クロテンを着た私は可愛いと思わない、
パリ製の着物なんかも、
おじさま！
私のために最高のものを買ってよ。

ここにあるのは驚きの神のお告げ：
ちょっとした刺激も付いて、
あなたのセンセーションなってあげるわ、
あなたのインスピレーションになるわ、

おじさま！
新発売の車を買って頂戴、
シャンペンにキャビアもね、
おじさま！
私のために最高のものを買ってよ。


※　デイヴ・フリッシュバーグの Peel Me A Grape と同好の若い娘が金持ちの男におねだりする歌でボビー･トゥループの妻、ジュリー・ロンドンの十八番でもある。1941年の映画 Two Latins from Manhattan に挿入された歌ということだが、オリジナルは学生レヴューで発表されたものらしい。 (Gypsy In My Soul 参照）


作詞・作曲： ボビー･トゥループ Bobby Troup
映画 Two Latin from Manhattan (1941) より

歌：
●アンドリューズ・シスターズ Andrews Sisters
●ボビー･トゥループ Bobby Troup : Do Re Mi (Liberty)
●デラ・リーズ Della Reese : Cha Cha Cha
●グウェン・ヴァードン Gwen Verdon : Girl I Left Home
●ジョニー・ソマーズ Joanie Sommers with Shelly Mann (Studio West)
●ジュリー・ロンドン Julie London



It Happened Once Before

それは昔起きたこと
彼女の目は君のものみたいに青かったんだ。
それは昔起きたことさ
彼女の口づけは君みたいに誠意あるように思え、
僕の腕に彼女を抱きしめると
心に温もりを感じたものさ。
そして、君をしっかりと抱きしめると
あの昔の温もりを再び感じてしまうんだ。

それは昔起きたこと
彼女の微笑みは君のものみたいに輝いていたよ。
それは昔起きたこと
彼女の愛は君と同じく本物だったのさ。

僕の気持ちが強く確かなら
君は更に強く愛してくれるよね。
愛が次第に冷めていった
昔起きたことのようでなく。


※　昔破れた恋を引きずる男が新しい恋にうろたえる歌


作詞・作曲： ボビー･トゥループ Bobby Troup (1953 c. ?)

歌：
●ボビー･トゥループ Bobby Troup : Do Re Me (Liberty)
●ドン・ネルソン Don Nelson : The Wind (Mode)
●フォア・フレッシュメン The Four Freshmen : Voices in Modern (Capitol)



Lemon Twist

ここに賢者のための言葉があるんだ
街で一番の栄養士が勧めるもの
ヴィタミンＣの一番の補給源
それは"レモン・トゥイスト"さ

懐疑論者でさえこう答えるのさ
みんな抵抗できないものと推奨されるのは
氷が入った冷たい飲み物をおいしくさせるのは
レモン・トゥイストの切れはしさ

状況証拠って言うだけでなく
レモンが高度に健康的な柑橘類ということは
最も尊敬を集める科学者も生理学者も同意見
この事実は反論のしようがないのさ

目を見開いてごらんよ
君の精神身体的な病気は消えてしまうよ
うさぎみたいに元気づくよ
レモン・トゥイストの習慣を身につければね


※　ジャンプする感じの軽いジャズ・ソング。
レモン・トゥイストはカクテルなどの風味づけに入れるレモンの皮のこと。


作詞・作曲： ボビー･トゥループ Bobby Troup (1955 c. )

歌：
●ボビー･トゥループ Bobby Troup : First Album (Capitol)
●ジョン・ピザレリ John Pizzarelli with The George Shearing Quintet (Telarc)



Lonely Girl

誰か私が愛せるような
　男の子に会いたいわ
だって私はとっても
　寂しい、寂しい女の子だから

私はこんな女の子だったらと思うの、
どこかの人が私を
　彼だけの、ただ一人の女の子だと言ってくれるような

彼は特にハンサムで
　なくったっていいの、
彼が私を気にしてくれていて
　それに夢見心地の人なら

お願いよ、分かって下さい
　なぜ私が泣いているのかを
だって私は
　とっても寂しい、寂しい女の子だから
寂しい女の子なの


※　ジュリー・ロンドンの1956年のアルバム　Lonely Girl で紹介されたものだろう。ボビー・トゥループも歌っているが彼が歌うときのタイトルは Lonely Boy となっている。


作詞・作曲： ボビー･トゥループ Bobby Troup (1956 c. )

歌：
●ボビー･トゥループ Bobby Troup : Do Re Me (Liberty)
●ジュリー・ロンドン Julie London : Lonely Girl (Liberty)

　

2010/12/18 訳
2013/03/01 レイアウト変更等

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