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THE WINE OF MAY
テディ・キング Lovers and Losers (Audiophile)
The wine of May
Is for the young to taste.
A golden day
That's much too sweet to waste.
But there are those of us, alas,
Who let the moment pass,
And never raise the glass.
So while we're young,
Our hearts will let us learn.
We may get stung,
But time will heal the burn.
This is the only time,
We live this day.
So let's fall in love,
And taste the wine of May.
五月のワインは
若い人が味わうべきもの。
黄金の日を
無駄にするにはとても甘いもの。
でも私たちのような人がいる、悲しいことに
その瞬間を逃し
グラスを上げることもない人が。
だから私たちがまだ若い間は、
私たちの心に学ばせましょう。
痛みを伴うかもしれない、
でも時間がやけどを癒してくれるでしょう。
この時しかないの
私たちが生きるのはこの日よ、
だから愛し合して
五月のワインを味わいましょう。
（原歌詞は聞き取りによるもの）
※ クルマソウで香づけした白ワインをメイ・ワインというらしいが『五月』は若さを隠喩しているのだろう。年老いる前、しかし心が若いうちに愛をたしかめようという大人の歌に感じる。途中で while we're young というラインが歌われるがアレック・ワイルダーの While We're Young へのオマージュなのかもしれない。
多分テディ・キングが最初にサウス・カロライナのラジオ番組 American Popular Song with Alec Wilder and Friends で歌ったのが最初と思われる。このラジオ番組のホストを務めたのはノース・カロライナ在住のピアニスト（アイリーン・ファレル、ジュディ・ガーランド、バーバラ・リー、マーリーン・ヴァープランク、マキシン・サリヴァンの伴奏ピアニストもつとめたことがある）、作曲家のルーニス・マグルーアンでこの歌を書いた人でもある。
マグルーアン（あるCDではマグルーアンあるいはマグルーエンと紹介しているように聞こえる）はアレック・ワイルダー崇拝者であり、ワイルダーの３番目の歌作りのパートナーとなった人でもある。
ラジオ収録シーンのショット
左からアレック・ワイルダー、ルーニス・マグルーアン、セルマ・カーペンター
「（1976年ワイルダーは少なくとも12の個別の歌を書いた。４曲は特筆すべき歌で、マグルーアンは Where's the Child I Used to Hold? と Blackberry Winter に歌詞を提供した、そしてジョニー・マーサーには２曲、 The Sounds Around the House と If Someday Comes Ever Again を）・・・ワイルダーは長距離電話でジョニー・マーサーと歌作りをした。彼はしばしば電話で共作したもので、エングヴィック、サンドガード（Sundgaard)、それに後年はマグルーアンと巧妙に電話共作をした：『アレックはいつも書きたがっていた。それが彼の生活なのさ。彼は僕に歌詞を送るよう頼んだもので、それから彼は電話で曲が出来たと告げるんだ。彼は電話のすぐそこにすぐに書き込めるよう紙が用意されていることを期待していて、何故って、彼は短気で聞き手の反応をすぐ知りたがったから、』そこで彼らは歌作りの速記法スタイルを開発した。ワイルダーは『この曲のキーはFで4/4拍子』って言ったもの。彼は『それから８分音符を４個―D,F,B-flat,C, それから４分音符を２個、A,G と。』 ワイルダーはそうやって口述したもので、そこでマグルーアンはスコアを手持ちの楽譜紙や、時にはすぐ手元にある紙に書き留めなければならなかった。『中にはとんでもない紙に書き留めなければならないこともあったものさ。それから彼はハーモニーを補完して、僕にピアノを弾き後で電話するように言いつけたものさ』・・・」（Alec Wilder in SPITE of Himself, page 206-207 より)
マグルーアンは病に倒れた友人のテディ・キングを他界する一週間彼の家に滞在させ、彼女の死をみとったが、テディの死後は彼女を偲んで Songbird というトリビュート・ソングを約20分で書いたという。
この歌を歌っているのは、テディ・キング、メレディス・ダンブロッシオ、ダーダネラ、ジョイス・ブリーチなどがいる。
作詞： ルーニス・マグルーアン Loonis McGlohon (1975)
YouTube
■ テディ・キング
■ ダーダネラ
■ ジョイス・ブリーチ
■ メレディス・ダンブロッシオ
■ リサ・リッチ (Lisa Rich)
2021/01/15 訳
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