"One Life to Live", "Girl of the Moment" 日本語訳

ONE LIFE TO LIVE

Lady in the Dark より。ダニー・ケイ（中）、ガートルード・ローレンス（右）

クルト・ヴァイルの指示、 "Allegretto commondo" (やや速く気楽に）
魅惑的な夢の場面、セヴンス・ヘヴン・ナイト・クラブにて、ライザ・エリオット（ガートルード・ローレンス）がお抱え運転手ビークマン（ダニー・ケイ）にコロンバス・サークルで止まるよう命ずる。青いデューセンバーグ、青いピカソが配置されている、彼女は青いソープボックス（演説台）で演説を頼まれる。彼女は決心して歌い始める...

[ヴァース]
多くの人にあまねく、
信じられているのは霊魂再生。
私に関しては
不信派なの。
あらゆる反論には抵抗するつもり、
私は人生は一回きりと信じているの、
だから最善をつくしたいの；
もしパーティーがあれば私はホストになるわ；
もし呪われた家があれば私は幽霊になるわ；
もし私が町に住めばそこの人気者になるわ；

[リフレイン]
毎朝自分自身に言い聞かせるの；
あなたの人生は一回きり、
果てるって言うじゃない？
さあ日光を取り入れて、
そしたら陰鬱は川に飛び込むでしょう。

ふさぎこんでいても無駄よ；
想像力を働かせましょ。
一日一日と死に近づいているの―
うたた寝で停滞はよくないこと―
人生は一回きりしかないのに。

なんで天邪鬼たちに混乱させられるの？
微笑み一回で彼らが逃げだすわよ。
心配が何の得になると言うの？
何にも！
大事なのは
楽しむことよ。

陳腐に聞こえるかもしれないけど、
でもこれが私が与えられる最良のもの。
１２月は直ぐに来る、
だから、お願い忘れないで
人生は一回きり、
ただただ・・・一回きりの人生だから。

※　精神分析を題材にしたミュージカル Lady in the Dark でパニックと憂鬱に数か月間悩んでいる女性編集者ライザ・エリオット( ガートルード・ローレンス）が半信半疑で精神分析医の元を訪ね、カウチに横たわっているうちに、My Ship のメロディーが流れ、最初の夢のシーン Glomour Dream の場面となる。夢の中での歌 Oh Fabulous One, Huxley に続き One Life to Live がライザによって歌われる。２番の歌詞ではダニー・ケイも歌に参加しているが、１番以上に意味不明な言葉が多く訳せなかったので略した。

ジャズ系の歌手で歌っているのは、ジャッキー・パリス、ロニー・ホワイト (Ronny Whyte)、バーバラ・キャロルなど。

劇のあらすじは KURT WEILL FOUNDATION のページを参照。

このショーからは、以前訳したこともある、My Ship, This Is New, Saga of Jenny なども歌われた。

作詞：アイラ・ガーシュイン Ira Gershwin
　 (作品リスト / dbopm 作品リスト )
作曲：クルト・ヴァイル（クルト・ワイル） Kurt Weill
　 (作品リスト / dbopm 作品リスト )
出典：ミュージカル Lady in the Dark (1941) より

YouTube
■　ロニー・ホワイトのヴァイル作品集 Walk on the Weill Side より
■　ジャッキー・パリスのアイラ・ガーシュイン作品集より
■　バーバラ・キャロル
■　その他検索結果

GIRL OF THE MOMENT

今を時めく女性
持つのは、今日一番の微笑みで
そして今週一番の魅惑
そして今月一番の優雅
そして今年一番の容姿 —
あなたはどんな時でも時の人だ。

今を時めく女性
君の瞳には輝き
君の髪には太陽
君の頬にはバラ
そして君の声には笑いが —
一瞬にして君は僕の生活を有頂天にしてくれる。

僕の空想の中で
描かれる君の姿 —
君を見て分かるのは
空想が現実のものになったと。

今を時めく女性
持つのは、今日一番の微笑みで
そして今週一番の魅惑
そして今月一番の優雅
そして今年一番の容姿 —
あなたはどんな時でも時の人だ。

※　One Life to Live に続き歌われたライザを称賛する歌でアンサンブルとダニー・ケイによって歌われた。

歌っているひとは少ないが、ジャズ系では、ジャッキー・パリスのアイラ・ガーシュイン作品集（弟の曲は除外している）で聞くことが出来る。

YouTube
■　ジャッキー・パリス

2018/03/21 訳

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