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SOME LIKE IT HOT

[ヴァース]
僕は霊魂再生って信じるね．．．
本当に素晴らしいものは死に絶えることなんてないんだ。
僕はホットなスウィングコペーションを信じるね、　（★１）
情報としてなぜなのかここに示そうか．．．

[リフレイン]
はるか昔若いゴリラが、
木々の間をブランコみたいにスウィングしたのさ、すゴリラろ！　（★２）
それからなんだ、感謝しようよ若いゴリラの、
何かそのホットなものを。

続いて次に控えしは酔っ払いニーローさ（ネロ）
かの地ローマの偉大なヒーローさ、
それからなんだ、感謝しようよニーロー氏の、
何かそのホットなものを。

雄鶏がはじめてついばみのトントンを思い付いた時、
まわりのみんなは彼の頸をへし折ったとさ、
でもリズムは雄鶏の死とともに消えたと思うかね？
いや、いや、いーや違うと僕は言いたいね。

どこでもその名残りを見ることが出来るさ、
最近はそいつらをジャイヴ野郎と呼ぶんだ．．．
感謝しようよこいつら残した者たちとこれから引き継ぐ者たちの、
何かそのホットなものを。

※　“スウィング” 称賛の他愛もないリズム・ソングで、映画 Some Like It Hot (別名 Rhythm Romance, 1939、マリリン・モンロー主演の同名映画とは異なる) で、ジーン・クルーパ楽団員（Rufus Davis, William "Tiny" Whitt, Harry Barris) が歌い、リプリーズではシャーリー・ロスが歌った。

映画 Some Like It Hot では主演のボブ・ホープ＆シャーリー・ロスが歌った The Lady's in Love With You の方が有名で多くの人が歌っているが、この歌の方は手掛けている人は少なくメル・トーメ、ナット・キング・コールなどが歌っている程度だった。

作曲の一人、ジーン・クルーパはシカゴ・ジャズ～スウィング時代を代表するドラム奏者で、ベニー・グッドマン楽団で演奏した Sing, Sing, Sing (With a Swing) がスタンダード演奏として残る。もう一人の作曲者リーモ・ビオンディは多くのシカゴ・ブルーズ、ジャズ・レコードに記録が残るギター＆ヴァイオリン奏者だという。

★１： swing と syncopation を組み合わせた造語だろう。
★２： killa-dilla は killer (すごい奴）と gorilla を組み合わせた造語なのか？ 和訳の方も適当な造語をつけてみた。
　『ゴリラが木々の間をスゥイングした』とは、ターザンがつたを木から木へとブランコ（ swing) のように渡った絵を想像させられる。
　第２スタンザのニーローは、暴君とされた皇帝ネロのことでヒーローと押韻する。ネロのどの部分が hot なのかは分からない。
　第３スタンザの雄鶏は、ついばんで軽快なリズムを刻んだということか。

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作詞： フランク・レッサー Frank Loesser
作曲： ジーン・クルーパ、リーモ・ビオンディ Gene Krupa, Remo Biondi
出典： 映画 Some Like It Hot (aka Rhythm Romance) (1936) より

YouTube
■　メル・トーメ＆メル・トーンズ
■　ナット・キング・コール
■　映画クリップ：ジーン・クルーパ楽団
■　シャーリー・ロス

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2022/10/25 訳

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