Summer Wishes, Winter Dreams 日本語訳

SUMMER WISHES, WINTER DREAMS

The Johnny Mandel Songbook

(歌詞　表示/非表示切り替え）

Summer wishes, winter dreams—
Drifting down forgotten streams,
Songs and faces, smiles and whispers
Come from far away
To visit me this day.

Yesterday has come to tea,
Sitting here across from me.
Dressed in faded flowers
And rambling on for hours and hours
I'd love to stay
But I must meet today—

夏は願い、冬は夢見る—
忘れられた小川を漂う、
数々の歌、数々の顔、微笑みにため息
遥か彼方から来るのは
この日に私を訪ねるため。

お茶しに昨日が来ている、
ここに座り向かいには私。
しおれた花を着飾り
そしていつまでもとりとめのない話、何時間も
私は居続けたいのに、
でも今日に会わなければ—

（原歌詞は歌詞紹介のページを参考に）

※　家族の問題で悪夢にうなされるようになったニューヨークの主婦を描いたジョアン・ウッドワード主演の同名のドラマ映画 "Summer Wishes, Winter Dreams" (1973) の主題歌。ジョニー・マンデル作曲、アラン＆マリリン・バーグマン作詞、アビー・リンカン歌唱。

あいまいな歌だが、一応もっともらしい解釈をするなら、この歌は「過去にこだわる自分を捨て、これからはあるべき自分になりたい」と歌っているのかもしれない。（最終行の meet は自動詞でなく他動詞として解釈した）

アビー・リンカン以外にジョージ・ベンソンのギター演奏などいくつか録音もあるが、ほとんど知られていない歌といっていいだろう。

不思議な言葉の選択
バーグマン夫妻はほぼ同じ時期に次の、夏と冬を並列にした似たようなタイトルの歌を書いている。どちらもイメージのおもむくままに、品詞の呪縛から離れ言葉を紡いだ感じの抽象的な歌詞で「内容はあなたが勝手に解釈してください」という感じがする。
● Summer Me, Winter Me
　summer, winter, morning, evening などを動詞のように使っている気がする。
　（日本語訳参照）
● Summer Wishes, Winter Dreams
　summer, winter, yesterday, today などは代名詞や人名のような使い方だ。
　「昨日が来た」は「昨日の自分が来た」、「今日に会う」は「今日の自分に会う」、という感じなのだろうか。

作詞：アラン＆マリリン・バーグマン Alan & Marilyn Bergman
作曲：ジョニー・マンデル Johnny Mandel
出典：映画 Summer Wishes, Winter Dreams (1973)

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2021/11/05 訳

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