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PUT ON YOUR OLD GREY BONNET
シートミュージック表紙
[Verse 1]
On the old farm house veranda
There sat Silas and Miranda,
Thinking of the days gone by.
Said he "Dearie don't be weary, you were always bright and cheery,
But a tear, dear, dims your eye."
Said she "they're tears of gladness, Silas, they're not tears of sadness,
It is fifty years today since we were wed."
Then the old man's dim eyes brighten'd,
And his stern old heart it lighten'd,
As he turn'd to her and said,
古い農家のヴェランダで
腰かけているのはサイラスとミランダ、
思うことは過ぎ去りし日々のこと。
彼は言う『お前、悲しんだりするんじゃないよ、君はいつでも明るく陽気だった、
しかし涙が、お前の目を曇らせる。』
彼女は言う『この涙はうれしさのあまりよ、サイラス、悲しみの涙じゃないの、
今日は私たちが結婚して50年目よ。』
ほどなく老人の霞んだ目は明るくなり、
そして彼の暗い心には灯りがともり、
彼女を向いて言ったのは、
[Refrain]
"Put on your old grey bonnet with the blue ribbon on it,
While I hitch old Dobbin to the shay,
And through the fields of clover,
We'll drive up to Dover on our golden Wedding day."
『君のグレイのボンネットをかぶってごらん、青いリボンがついている、
その間僕は駄馬を二輪馬車につなぐから、
それからクローヴァーの草原を通って、
ドーヴァーまでドライヴしよう、私たちの金婚式を祝って。』
[Verse 2]
It was in the same old bonnet
With the same blue ribbon on it,
In the old shay, by his side,
That he drove her up to Dover thro' the same old fields of clover,
To become his happy bride.
The birds were sweetly singing
And the same old bells were ringing,
As they pass'd the quaint old church where they were wed.
And that night when stars were gleaming,
The old couple lay a-dreaming,
Dreaming of the words he said,
それは同じ古いボンネットだった、
同じ青いリボンがついた、
年代物の二輪馬車で、彼の脇に座り、
彼は彼女とドーヴァーをドライヴした、
クローヴァーの生えている懐かしい草原を抜け、
彼の幸せな花嫁になった。
小鳥たちは優しくさえずり、
そして同じく古い鐘は響いていた、
彼らが結婚式で通った古風な教会の鐘が。
その夜は星が輝き、
年老いたカップルは夢についた、
夢見ながら彼が言った言葉は、
(Refrain)
（原歌詞は コネチカット大学電子アーカイヴ を参考に）
※ 老夫婦が若き日を懐かしむという典型的なティン・パン・アリー歌詞の軽快なマーチでハイドン・カルテットのレコードがヒットし、カントリーからジャズまでカヴァーされる、シングアロング（みんなで歌おう）の人気曲となった。
この年作曲のウェインリッヒ（ウェインリッチ?）は妻のヴォードヴィリアン ドリー・コノリーとともにニューヨークに移り、出版社にこの歌を持ち込んだが、アピールしないという理由により最初はレミック社に断られたが後にこの意見を取り消したという。この曲の成功によりウェインリッヒは作曲に集中し妻のキャリアのサポートに寄与することになった。
出版社に持ち込んだときの最初の歌は、新婚にふさわしい sun bonnet という歌詞だったが、オーディション時にソングライター・コンビが付け加えた grey bonnet の方がふさわしいと考えタイトルを変えたという。
ミルス・ブラザーズ、コールマン・ホーキンズ、ジミー・デュランテ、サンズ・オヴ・パイオニアーズ、ジミー・ランスフォード楽団、フランク・シナトラ、グレン・グレイとカサ・ロマ楽団などの録音がある。
作曲のウェインリッヒの曲としては On Moonlight Bay (1911)や1958 年にビリー・ヴォーン楽団がリヴァイヴァルさせた Sail Along, Silvery Moon (波路遥かに, 1937）などが知られている。作詞のマーフィーの歌としては、映画『モダン・ミリー』にも挿入された Be My Little Baby Bumble Bee (1912), "Oh How She Could Yacki, Hacki, Wicki, Wacki, Woo" (1916) などが比較的知られている。
作詞： スタンレイ・マーフィー Stanley Murphy
作曲： パーシー・ウェインリッヒ Percy Weinrich (1909)
YouTube
■ バール・アイヴス
■ パール・ベイリー
■ ハイドン・カルテット
■ ミルス・ブラザーズ
2021/05/25 訳
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