if the moon turns green 日本語訳

"ビリー・ホリディ・スタンダード" から一曲紹介。

IF THE MOON TURNS GREEN

[ヴァース]
幸せの存在とは無縁で
運命の女神って不親切だと思った時、
私はショックを受けて気持ちが変わったの、
奇跡が私に起きたから。

[リフレイン]
もし月が緑色に変わり、
それに影が起きあがり歩き回ったり、
雲が地表に下りてきて倒れ込んだとしても、
私は驚かないでしょう、
だってあなたは私に恋したじゃない？

もし星が青く変わり、
それにむせぶ柳が歌い出したり、
冬が春に変わったとしても、
私はびっくりしないわ、
だってあなたは私に恋したじゃない？

私はあなたのような魅惑的な人との
ロマンスを思うなんて馬鹿だと思ったの、
チャンスもないのに希望をもつなんて、
でも希望が本当になったの。

もし月が緑色に変わり、
それに川が上流に流れ出しても、
こんなの全く狂った夢だけど、
私は驚かないでしょう、
だってあなたが私に恋したら何だって起きるから。

※　Crazy He Calls Me や If I Had You 同様起こりえないことを大げさに表現した愛の歌。1935年ポール・ホワイトマン楽団が小ヒットさせたらしい。
ビリー・ホリディは1952年に初録音しているが、書籍『月に願いを』によると、ビリーは1936年頃から歌っていたような記述がある。

他に、アニタ・オディ、カーメン・マクレー（ビリー・ホリディ曲集とグレート・アメリカン・ソングブック）、ダイアナ・パントン（月や星に関した歌集）などの録音がある。

なお、turn green は、急に気持ち悪くなる、非常に嫌になるなどの意味もあるが、この歌の場合は、「あり得ないことが起こる」ことの例として挙げているだけだろう。

カーメン・マクレーのビリー・ホリディ集

作詞：ポール・コーツ Paul Coates
作曲：バーナード・ハニゲン Bernard Hanighen (1935)
(作品リスト / dbopm リスト )

YouTube
■　ラモーナ＆ポール・ホワイトマン楽団 (1935)
■　ビリー・ホリディ (1952)
■　アニタ・オディ
■　カーメン・マクレー : Lover Man (1962)
■　カーメン・マクレー : The Great American Songbook (1972)
■　ダイアナ・パントン (2011)

2019/12/05 訳

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