COME DANCE WITH ME!

やあそこの、かわい子ちゃん、ダンス靴を履いて
僕と踊ろうよ。
僕と踊りに行こうよ、今夜は舞の女神のための夜だから。

美人さん、僕はスウィングさせてくれる場所を知っているから、
僕と踊りに行って、
人だまりのフロアで恋しようよ。

そしてリズムがスウィングしている間に
僕は愛らしいことを言うだろうね、
だって踊るってことは音楽に合わせて恋することだから。

楽団が会場を去る時間になり
みんなぶらつき始めると、
僕らは頬寄せて家路へと向かうのさ。
さあ、行かないか、ねえ、
僕と踊りに行こうよ。


やあそこの、かわい子ちゃん、ベイシー靴を履いて (★)
僕と踊ろうよ。
僕と踊りに行こうよ、今夜は舞の女神のための夜だから。

美人さん、僕はスウィングさせてくれる場所を知っているから、
僕と踊りに行って、
人だまりのフロアで恋しようよ。

そしてリズムがスウィングしている間に
僕は狂ったことを言うだろうね、
だって踊るってことは音楽に合わせて恋することだから。

楽団が会場を去る時間になり
みんなぶらつき始めると、
僕らは頬寄せて家路へと飛び立つのさ。
さあ、行かないか、ねえ、
さあ、行かないか、ねえ、
僕と踊りに行こうよ。


※ 前年に発表された Come Fly With Me に続く、シナトラのコンセプト・アルバム Come Dance With Me! 冒頭のオリジナル曲で、B面最後の The Last Dance (これもカーン&ヒューゼン作)に挟まれた曲は、 Something's Gotta Give, Just In Time, Dancing in the Dark, Too Close For Comfort, I Could Have Danced All Night, Saturday Night, Day In - Day Out, Cheek to Cheek, "Baubles, Bangles and Beads", The Song Is You などのスタンダードや後にスタンダードとなったブロードウェイ・ヒット曲がスウィンギーに歌われている。
CD リリースに当たっては、It All Depends on You, Nothing in Common, Same Old Song and Dance, How Are Ya' Fixed for Love? などがボーナス・トラックとして加えられた。
このアルバムは2年半、140週にわたりビルボード・チャートにランク(最高2位)されるとともに、1960年のグラミー賞の3部門 Album of the Year, Best Vocal Performance, Male, Best Arrangement (ビリー・メイ) が与えられたという。

★ ベイシー靴 (Basie boots) のベイシーはカウント・ベイシーを指すらしい。意味ははっきり分からないが、ベイシーのスウィング感を指すものではないか。




作詞: サミー・カーン Sammy Cahn
作曲: ジミー・ヴァン・ヒューゼン Jimmy Van Heusen
アルバム Come Dance With Me (Capitol, 1959) より


CD, LP (How Are Ya' Fixed For Love?)
● フランク・シナトラ Frank Sinatra : Come Dance With Me (Capitol)
● ペギー・リー Peggy Lee : Latin ala Lee/Ole ala Lee (Capitol)
● シャーリー・ホーン Sherley Horn : Loads of Love / Horn with Horns (Mercury Polygram)

YouTube
■ フランク・シナトラ
■ 
マイケル・ブーブレ



2013/11/25 訳


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