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若き日のメル・トーメ
(CD box set "Jazz and Velvet" より）
メル・トーメの1946～1952における Musicraft, Decca, Capitol レーベルにおける録音を集めた廉価版の４枚組ボックス CD "Jazz and Velvet" (Proper records) には、最近のCDセットには珍しく44ページもあるブックレットが添付されており、幼少でのデビューからメル・トーメが歌手として成功するまでの歩みが記されている。ここにその一部を訳してみた。
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マーヴィン・ハワード・トーメ Marvin Howard Torme は1925年9月13日にシカゴで生まれた。彼の両親はロシア系ユダヤ人のバックグラウンドを持っていた。彼の母親ベティはアメリカ生まれだが、父親のウィリアムは11歳の時両親兄弟とともにロシアから来た移民である。ベティはまずまずのピアノを弾き、ウィリアムは歌うことと踊ることが好きで週末には家族そろって歌い踊ったものだった。
幼少のメルは家族の団らんでのラジオ放送初期の番組に大きな興味を示し、特に熱狂したのはシカゴのループにあったブラックホーク・レストランに常時出演していたクーン＝サンダーズ楽団 Coon-Sanders orchestra であったと語っている。
1929年のある夜、両親はメルにセーラー服を着せてブラックホークにディナーに出かけたが、クーン＝サンダース楽団が演奏する曲に合わせて全て歌ったという。彼は楽団の曲を全て暗記するほどの熱心なリスナーであったからだ。その晩幼少のマーヴィン・ハワード・トーメは楽団の求めに応じドラマーのカールトン・クーンの膝の上に乗り You're Driving Me Crazy を２コーラス歌った。マーヴィンの舞台デビューは４歳の時となるが、ピアノのジョー・サンダースの求めにより毎月曜日の夜は、ブラックホークで一晩15ドルのギャラと家族のディナーという条件で歌うことになった。
彼のブラックホークでの月曜の晩のパフォーマンスは半年ほど続いたが、続いてオリエンタル・ガーデンでのルイ・パニコ・バンドとシャーマン・ホテルのカレッジ・インでのフランキー・マスター・グループとバディ・ロジャーズ楽団の契約も交わすようになった。
トーメ家は契約を拡大し幼少の妹マーナも含むようにしたが、多くの家庭が経験したように大恐慌により非常な苦しみを味わった。父の経営した小間物店は手放すことになり代わりに販売員となった、一方母親はドレス・ショップで働くようになった。家族は家を失いサウス・サイドにあるメルの母方の祖父母の家に引っ越した。金銭はひっ迫し、メルが稼ぐ子供ヴォードヴィル仲間の金が家族の支えとなった。
1933年6月にシカゴ・ワールド・フェアがレイク・フロント近くで開かれた。博覧会での数ある出し物の中には Radio Audition Finals (ラジオ審査決戦) というイベントがあった。メルの両親は彼をコンテストに参加させ彼はアル・ジョルスンの "Going to heaven on a Mule " をパフォーマンスし子供部門での栄冠を勝ち取った。彼の Radio Audition Finals での勝利は昼間に放送される NBC のソープオペラ Song of the City の重要な役につながった。８歳にしてメルはラジオ声優となった。その後の２年間、彼は The Story of Mary Marlin や Jack Armstrong や In Chicago Tonight や Lights out など多くのラジオ番組で出演する最も忙しい子役となった。彼の両親は彼を専門の演劇レッスンに通わせるほどの経済的余力がなかったが、幸運なことに彼は、選ばれた才能ある子役のためのジャック＆ジル・プレイヤー・ドラマ・スクールの奨学金を得ることが出来マリー・アグネス・フォレイの教えを受けることになった。
メルは引き続き歌を続けバンドリーダーのポール・アッシュは彼を選びシカゴ映画に出演し、メルは映画の題名は思い出せなかったが、 Who's Sweet Patootie are you? を歌った。
メルの基礎教育はシェイクスピア・グラマー・スクールで学んで来て８歳以来彼は鼓笛隊に所属したが。メルはドラムの技術をみがき、そこで彼の新たなヒーローとなったのは、ジーン・クルーパ、チック・ウェッブ、レイ・ボーダックなどであった。メルの祖父は彼にラドウィグ・ドラム・セットを買い、やがてパール＆クロームの完全なセットに代わることになった。
13歳になるとメルはデューク・エリントンの大いなるファンとなり、歌も書き始めた。彼は更にシカゴで最も有名なピアノ教師ルシール・グールドのピアノ・レッスンも受けるようになった。その頃彼は声変わりの時期を迎え子役を離れラジオから消え去っていった。
シェイクスピア・グラマー・スクールを卒業後、ハイド・パーク・ハイ・スクールに入学し、そこでジャズ・トリオの一員として、ハリー・ペティグルー（ピアノ）、ラリー・バーリン（ドラム）とともにドラムをたたいた。このトリオはテッド・ウィームス楽団のタレント・ナイトで多くの賞を得た。このトリオはやがてバンドを拡大し、ホーン・プレイヤーを追加し、更に新たなピアニストのスティーヴ・アレンを迎えることになるが、彼はもちろん有名なコメディアンとなりＴＶショーのホストとなった人である。やがて彼はドラムとともに歌うようになり３つの楽団に属したがそれらは、ハイド・パーク・スクール楽団、近隣のハーシュ・ハイ・スクールの男子学生とともに結成したアリストクラッツ、上流社会タイプのバンドでフレッツィ・フルードというピアニストが率いるバンドなどであった。
家族の友人を通してメルはハリー・ジェイムズとシカゴ・レイク劇場で会った。出会った時にメルはハリー・ジェイムズの歌の一つ Lament to love を披露し、ジェイムズのショーが終わった後に何曲かドラムを演奏した。ジェイムズはメルに若者向け特別アクトとしてハリーのバンドに参加するよう持ち掛けた。ジェイムズの提案はメルがハイ・スクールの学期を完了するまで延期された。ジェイムズの提案は消えてしまったが、1941年の6月にハリー・ジェイムズの Lament to love レコードがリリースされヒット・パレードの10位につけ、やがてレス・ブラウン、ソニー・ダンハム、ラニー・ロス、ロイ・スメックのカバー・ヴァージョンが作られたが15歳の高校生の作品にしては悪くない結果だった。
1942年の6月にメルは高校を卒業し、ベテランのバンドリーダー、ベン・ポラックはメルに彼の作ったマルクス兄弟のチコ・マルクスがピアノを演奏するバンドの仕事をオファーした。ひと月後ポラックから特別便がメルの郵便受けに届いたが、週75ドルの提案とシカゴから LA までのティケットが含まれていた。
17歳にしてメルはプロのバンドのメンバーとなり大人で構成されたヴォーカル・グループのリハーサルを行った。ポラックはチコ・マルクス楽団の裏方として原動力となり、ベース奏者のジョン・フリゴ、トランペッターのボビー・クラークを加え、女性歌手のエルジー・クーパーとメルがチコ・マルクス楽団のヴォーカルを担当したが、驚くことに洗練されたスウィングバンドであった。トランぺッターのマーティー・マーサラ、ピアニストのマーティー・ナポレオン、ドラマーのジョージ・ウェットリング、ギターのバーニー・ケッセルに頼る所が大きく、二人の優れたアレンジャー、フレッド・ノーマンとポール・ウェストンがいた。メルはレヴェリーズ、バンドのヴォーカル・グループ名、で歌いヴォーカリストとしてフィーチャーされたが、リズム・メンバーにはロマンティックなバリトンのスキップ・ネルソンがフィーチャーされていた。メルはシカゴのブラックホークやインディアナポリス、シンシナティ、コロンバス、ピッツバーグ、ニューヨークの劇場などに長期巡業中にバップ主義にかぶれていった。
1943年の早期にはジョージ・ウェットリングがドラフトされたことでメルはマルクス楽団のドラム担当の座を得たが、マルクス楽団の日々は数えるほどで、1943年の7月にはサンフランシスコのオリンピア・ホテルでさよなら会を行った後解散することとなった。
メルはRKOのミュージカル映画 Higher and Higher の端役を得て LA に戻った。この映画は主役のフランク・シナトラと愛らしいミッシェル・モルガンをフィーチャーした映画で、若き日のチャールズ・ミンガスが演奏する姿がみられる。 Higher and Higher の後で、ベン・ポラックは LA のシティ・カレッジでメルに５人の歌手を紹介した。このヴォーカル・グループはスクールキッヅ The Schoolkids と名乗っていたが、ベンはメルにリーダーとしてソロを歌いグループのためにアレンジするよう依頼した。
同じころ映画 Pardon my rhythm でのドラマー役を得た。メルがリーダーとなった新たなヴォーカル・グループ、スクールキッヅはこの映画の出演も得ることとなったのはベン・ポラックの影響力のおかげである。
映画を撮った後メルはスクールキッヅ（シェルドン・ディスルド、ベティ・ビヴァレッジ、ジニー・オコーナー、バーニー・パーク）達との仕事を真面目に取り組むようになった。スクールキッヅは素早い理解力を証明し、メルを加えた５番目の声と彼のソロによりグループの声域を拡大することが出来るようになった。メルは長い間モダネアーズやシックス・ヒッツ・アンド・ア・ガールのファンだったが、このグループはオープン・ヴォイスによるハーモニー（コードを音階にインヴァートさせることにより４、５人の歌い手による歌のレンジが close harmony に比べ大きく広がる）のパイオニアであった。メルのスクールキッヅへの曲作りのコンセプトはサックス・セクションのパターンを踏襲したもので、２管のアルトは女性が、２管のテナーはバーニーとメルがバリトンはシェルドンを割り当てた。
シェルドン・ディスルドは突然兵役の招集がかかり、リー・バクスターが代わることになったが彼は大いなるプロ意識と音楽知識を持っていた。この時メルはＢ級映画 Let's go steady のパートを割り当てられ映画では主役級を演じた。スクールキッヅも同様に役割を与えられ、ここで初めてメル・トーメとメル・トーンズ Mel Torme and His Mel-Tones という名称が使われた。
この後メル・トーメ＆メル・トーンズは米軍ラジオ放送でマーサ・レイやマレー・マクイーチャン楽団がスターの Swingtime のレギュラーとなった。メル・トーンズとの仕事がない時はトーメはハリウッドの演奏会でドラムを叩いたが、協演者にはハービー・ヘイマー、フィル・スティーヴンズ、ミルト・ラスキンそれにショーティー・シャーロックなどやジーン・クルーパ、スタン・ケントン、チャーリー・スピヴァックなどの楽団などがいた。スタン・ケントンはメルに楽団員としてのオファーもしたがメル・トーンズへの忠誠心があったので彼はこれを断った。これらの行為の最中においてもメルは LA ハイ・スクールに入学し18歳の時に学業を終えた。彼はそこで兵役適任者となったが1944年の春に公式郵便が届いた。
メルは加州サン・ペドロ近郊のフォート・マッカーサーに報告をあげ、直ぐに第87歩兵訓練所に初歩訓練目的で送られた。しばらくしてメルは第３度偏平足ということが判明し２ヶ月いた陸軍から数日で放免されることになった。
再結成されたメル・トーンズはハリウッドの軍人向食堂（ハリウッド・キャンティーン、芸能人たちが海軍、陸軍、海兵隊、空軍兵士たちに食事を提供するとともにライヴ活動が見られる）のレギュラー・メンバーとなった。同時にメルはスクリーン・テストを受けワーナー・ブラザーズと契約を交わし、 Movieland Magic, Janie gets married に出た後、コール・ポーターの伝記映画「夜も昼も」（ゲイリー・グラント、ジニー・シムズ出演）に出ることになった。
Jewel レーベルの一回限りのシングルを 1944 に出した後、ベン・ポラックはデッカ・レーベルにメル・トーメ＆メル・トーンズのレコーディングをアレンジし、６面の録音とビング・クロスビーのバック・コーラスを２面分レコーディングした。
DISC ONE - WHAT IS THIS THING CALLED LOVE (1946-1947)
01. Willow Road
02. There's No One But You
03. Try a Little Tenderness
04. South America, Take It Away
05. Born to Be Blue
06. It Happened in Monterey
07. Dream Awhile
08. There's No Business Like Show Business
09. Little Kiss Each Morning
10. When Is Sometime?
11. It's Easy to Remember
12. Love Is the Sweetest Thing
13. They Can't Convince Me
14. I Got the Sun in the Morning
15. Along With Me
16. What Is This Thing Called Love?
17. For You, For Me, For Evermore
18. Changing My Tune
19. Guilty
20. And So to Bed
21. Don't You Believe It Dear
22. It's the Same Old Dream
23. I Believe
24. How Are Things in Glocca Morra
第二次大戦が終了するとメルとワーナー映画の契約は更新されなかった。メル・トーンズはハイヤーズ・ルート・ビア提供のラジオ放送のスポット広告に行きついた。この頃メルは若き作詞家ボブ・ウェルズとティームを組んだ。彼らはハリウッドで著名だったジョニー・バーク＆ジミー・ヴァン・ヒューゼンと出版契約を結び、バークとヒューゼンは彼らのために映画のタイトル・ソングを手配してくれた。彼らが書いた歌には映画 Abie's Irish Rose の主題歌や、ジェイムズ・スチュワート＆ジェーン・ワイマン映画 Magic Town, ディズニー映画 So dear to my heart の曲で County Fair などがあった。
トーメとウェルズの偉大な曲と言えば愛らしい The Christmas Song があるが、二人は約45分で書き上げナット・キング・コール版の46年のレコードはクリスマス・クラシックスとなった。
ヴォーカル・グループはスゥイング時代末期における典型的な現象で、多くはビッグ・バンドと関連が強かった。例えば、モダネアーズとグレン・ミラー、パイド・パイパーズとトミー・ドーシー、スノウ・フレイクスとクロード・ソーンヒル、パステルズとスタン・ケントン、キング・シスターズとアルヴィノ・レイなどがある。誇張するわけではなく、メル・トーメ＆メル・トーンズは close harmony グループの新たなスタンダードを築いたと言えるだろう。
1946年２つの重要なことがメル・トーメ＆メル・トーンズに起きた。グループは人気のラジオ・ショー Fitch Bandwagon （ホストはディック・パウェル）のレギュラーになったこと。更にこのグループは新興のレコード会社 Musicraft と契約したことで、この会社は音楽ファンのアルバート・マルクスの編み出したもので彼がレコード会社を経営したが、彼は素晴らしいアーティストたちと契約を交わしたがその中には、音楽ファンのデューク・エリントン、サラ・ヴォーン、アーティー・ショー、ディジー・ガレスピー、ジョージ・オールドそしてメル・トーメ＆メル・トーンズなどがいた。
（中略）
1946年終わりには全知全能のマネージャーであるカルロス・ガステルはメル・トーメを彼が契約するクライアントのメンバー（ペギー・リー、スタン・ケントン、ナット・キング・コール）に加えメルにソロになるよう言い渡した。メルがアーティー・ショーとの２枚のソロ・レコーディングをした一ヶ月後、メル・トーンズとの解散コンサートをサンフランシスコのゴールデン・ゲート劇場で行ったが、皮肉なことにここはチコ・マルクス楽団が解散した所と同じ地区にあった。
1946年12月、メルはカルロス・ガステルの求めによりトミー・ロックウェルのジェネラル・アーティスト社と契約するためにニューヨークを訪れた。彼がニューヨークのペン駅に到着した時に、メルはプラカードを持った若い女性団からの歓迎を受けた。プラカードに書かれていたのは "Welcome, Fog! New York loves The Velvet Fog." であり、数年後にメルのニックネームとして知られた Velvet Fog と最初に対峙した時であった。
1947年1月はメルのソロ・デビューがサンセット大通りのくつろげるナイトクラブ「ボカージュ」であり、客の中には、ペギー・リー、エヴァ・ガードナー（アーティー・ショーと別れた後に短期間メルと恋仲になった）、ジョニー・バークとジミー・ヴァン・ヒューゼンなどが見られた。
「ボカージュ」での成功していた期間、ソングライターから MGM のプロデューサーに転向したアーサー・フリードが準備中のMGMミュージカル Good News で歌うように申し出た。メルには４曲の歌 "The best things in life are free", "Lucky in love", "Be a ladies man", "Just imagine" が与えられたが結局はカットされることになった。
Good News の撮影後、メルは彼のニューヨークでのソロ・デビューのための力を入れはじめた。コパカバーナでの新規契約のため、５月の上旬かれはニューヨークへの列車に乗り込んだ。
（以下、Disc 2-4 のライナーノーツ訳は省略（後日追加予定））
DISC TWO - COUNTY FAIR (1946-1947)
01. April Showers
02. April in Paris
03. This Can't Be Love
04. Isn't It a Lovely Day?
05. September Song
06. I Can't Get Started
07. They Didn't Believe Me
08. They Can't Take That Away
09. My Funny Valentine
10. Country Boy
11. How Long Has This Been Going On
12. The Blues
13. Gone With the Wind
14. When It's Sleepy Time Down South
15. Cottage for Sale
16. Love Me or Leave Me
17. Don't Take Your Love from Me
18. Blues in the Night
19. Three Little Words
20. I Cant Give You Anything But Love
21. Fine and Dandy
22. Day You Came Along
23. County Fair
24. How High the Moon
DISC THREE - BLUE MOON (1947-1949)
01. That's Where I Came In
02. I Cover the Waterfront
03. The Best Things in Life Are Free
04. Little White Lie
05. Night and Day
06. Dear Old Fairmont
07. You're Driving Me Crazy
08. You're the Top
09. Whenthe Red, Red Robin Comes Bob, Bob, Bobbin' Along
10. Everything Happens to Me
11. It's a Most Unusual Day
12. Pythagoras, How You Stagger Us
13. The French Lesson
14. It's Dark on Observatory Hill
15. I Got the Sun in the Morning
16. On a Slow Boat to China
17. Brahm's Lullaby
18. Malt Shop Special
19. Wish I May, Wish I Might
20. Careless Hands
21. You're Getting to Be a Habit with Me
22. Blue Moon
23. Again
24. It's Too Late Now
DISC FOUR - HEART AND SOUL (1949-1952)
01. The Four Winds and the Seven Seas
02. Sonny Boy
03. Oh You Beautiful Doll
04. Got the Gate on the Golden Gate
05. I Hadin't Anyone Till You
06. The Old Master Painter
07. Skylark
08. Lullaby of the Leaves
09. The Piccolino
10. Bewitched, Bothered and Bewildered
11. The Carioca
12. I've Got a Feeling I'm Falling
13. On a Little Street in Singapore
14. I Like to Recognize the Tune
15. Stompin' at the Savoy
16. Don't Fan the Flame
17. My Buddy
18. You're a Heavenly Thing
19. Heart and Soul
20. Cross You're Heart
21. A Stranger in Town
22. Black Moonlight
23. Do Do Do
2014/12/05 作成
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