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I'LL FOLLOW MY SECRET HEART
[Verse]
Melanie:
You ask me to have a discreet heart
Until marriage is out of the way
But what if I meet
With a sweetheart so sweet
That my wayward heart cannot obey
A single word that you may say!
Paul (Speaking) :
Then we shall have to go away
Melanie:
Don't be afraid I'll betray you
And destroy all the plans you have made
But even your schemes
Must leave room for my dreams
So when all I owe to you is paid
I'll still have something of my own
A little prize that's mine alone
[Refrain]
I'll follow my secret heart
My whole life through,
I'll keep all my dreams apart
Till one comes true.
No matter what price is paid,
What stars may fade
Above,
I'll follow my secret heart
Till I find love.
[ヴァース（レシタティーヴ）]
メリンダ：
あなたは私に慎み深くありなさいと言ったわね
結婚が公になるまでは
でももし私が出逢ったとしまったら
とても優しい恋人に
私のわがままな心が従えなくなったら、
あなたは一言だけ言うでしょうね！
ポール（語り）：
それなら僕らは逃げるしかないね
メリンダ：
心配しないで、私が裏切って
あなたの計画をぶち壊しにするなんて！
でもあなたの計略のなかに
私が夢見る余地を与えてくれるのなら
私があなたに支払うべき義務が果たせた時でも
私は自分らしい何かを持ち続けられるってことね
私だけのちょっとしたご褒美に
[リフレイン（アリア）]
誰にも明かせない心の秘密に私は従うの
生涯ずっと、
私の夢のすべては隠しておくの
その人が現れるまでずっと。
どれだけお金を積まれても、
空の星が消えたとしても
誰にも明かせない心の秘密に私は従うわ
愛する人を見つけるまで。
（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に）
※ 胸の奥深くに秘めた恋心を歌うテンダーなワルツ。英国製ミュージカル（作者のノーエル・カワードはオペレッタと呼んだ） Conversation Piece (1934, "台詞劇" という意味) でフランス人スターだったイヴォンヌ・プランタンが紹介した歌。
当時リー・ワイリー、ヒルデガードなどが歌ったが、後にフランク・シナトラ、カーメン・マクレェ、バーバラ・リー、ジュリー・アンドルーズ、ダリル・シャーマンなどが録音している。
ポピュラー・ソングとしてのレコーディング・セッションでは、通常リフレインのみの録音となるが、オペラ歌手ジョーン・サザーランドやスティングのようにヴァース（レシタティーヴ）を含めて歌っている歌手もおり、補足のためにこの劇の内容と歌のシーンを紹介する。
メラニーに扮したイヴォンヌ・プランタン Yvonne Printemps
彼女は英語が話せなかったので、将来夫となる俳優ピエール・フレネイ（「大いなる幻影」のフランス貴族役）の助けを借りてセリフを棒暗記したという。
劇の内容：
『1811年のリージェンシー・ブライトン。フランス革命の恐怖から亡命してきたショーシニー＝ヴァレンヌ公爵ポールは、処刑された友人トラモント侯爵の娘である美しい少女メラニーを自分の被後見人と詐称していた。実はメラニーはダンスホールの歌手だった。ポールの計画は、シアー侯爵エドワードのような金持ちの夫とメラニーを結婚させて相応の財産を手に入れようとすること。裕福なレディ・ジュリア・チャーテリスはポールに夢中で、エドワードの結婚計画を後押しし、ポールを口説こうとする。しかし、メラニーは長い間ポールを愛しており、レディ・ジュリアからポールを振り向かせる最後の賭けとして、フランスに戻るふりをする。彼女の策略は成功する。ポールは彼女への想いの深さに気づき、ロマンティックなハッピーエンドを迎える』（参考： wikipedia: Conversation Piece)
歌のシーン：
『メラニーに恋しているシアー侯爵エドワードが求婚に来る予定の日の朝、ポールが彼の被後見人メラニーを訪問する。彼が彼女が小間使いにフランス語で話していることにいら立ちを覚えたのは、卑しい身分だった彼女を見つけ高貴な身分に仕立て上げたことを彼女が忘れたと感じたからだ。エドワードの求婚を受け入れるるようポールに命令された彼女は了承するも、しかし彼女はポールを愛しており夢見ることをあきらめきれず "I'll Follow My Secret Heart" を歌う。
その後のシーンでエドワードがメラニーを訪問する。エドワードは求婚をたきつけたポールがいることに驚くも、メラニーに婚姻を申し出る。メラニーは答えを保留しエドワードが去っていくのを眺めながらリプリーズを歌う』（参考： 書籍 Noël Coward - THE COMPLETE LYRICS )
台本作家、俳優としても知られている、作詞・作曲のノーエル・カワードは、アーヴィング・バーリンと同様、正式な音楽教育を受けておらず楽譜は書けなかったらしい。この歌に関してノーエルの自慢によると彼は酒が入りながらも歌詞を一気に書き上げ、曲は彼がいままで弾いたことさえない G-flat キーで仕上げたという。
（SecondHandSongs によるパフォーマー・リスト参照）
作詞・作曲： ノーエル・カワード Noël Coward
出典： ミュージカル（オペレッタ） Conversation Piece (1934)
YouTube
■ リー・ワイリー
■ ジュリー・アンドルーズ
■ フランク・シナトラ
■ バーバラ・リー
■ カーメン・マクレェ
■ ノーエル・カワード＆イヴォンヌ・プランタン ： 舞台の再現レコーディングだろう。
■ スティング
■ ジョーン・サザーランド（ソプラノ歌手）
2023/11/05 訳
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