YOU FASCINATE ME SO

あなたの麗しいお顔の神々しさの向こうに隠されたものを感じるわ
そこには誰も知ろうとしない考えなんかがあるの。     (※1)
あなたは小説の結末みたいで、
 最後には私がベッドに持ち込まなければならないもの、
そうやってあなたは私を魅惑するのね!           (※2)


私は(島の)すぐそこまで近づいた時の
 クリストファー・コロンブスのような気持ちになるの
素敵な地形で
 眉から始まりつま先まで見渡してしまいそう。
思いつく限りあなたの魅力を列挙したけど
 それよりもっとありそうだわ、                 (※3)
そんな訳であなたは 
 こんなにも私を魅惑するのね!               (※2)


だからお説教してそして諭して頂戴、
神聖ぶった演説をちょっと下さいな、
でもまあ、ダーリン、私に
 集中力がなかったら許してね。


私は直ぐにでも爆発しそうな
 火薬樽を取り扱っているみたいに感じるの
結末に私はがっかりするかもしれないわね、
それともあなたは私を粉々にする気?           (※4)
そうやってあなたは私を魅惑するのね! 
私をいらいらさせ、
私をじりじりさせて、
そうやってあなたは私を魅惑するのね!



※1:原文は、Thre lies a thought or two the devil might be int'rested to know.
 直訳で「悪魔なら知りたがる、・・・」だろうが、God knows =「誰も知らない」、Devil may care =「誰も気にしない」等のイディオム同様、「誰も知ろうとしない」という意味だろう。

※2:タイトルでもあるYou fascinate me so の"so"は、程度を意味する「そんなにも」とも、方法を意味する「そんなふうにして」とも両方に取ることが出来る。

※3:原文は、The possibilities are more than I can possibly enumerate,
 「魅力」とは言っていないが、ここは行間が読めず適当に訳した。

※4:原文は、Will the end result deflate me, or will you annihilate me?
 これも適当な訳。


作詞: キャロリン・リー Carolyn Leigh
作曲: サイ・コールマン Cy Coleman
出典: ナイトクラブのショー Julius Monk's Demi-Dozen" (1958)

CD, LP
● ブロッサム・ディアリー Blossom Dearie : My Gentleman Friends (Verve)
● ヒュー・シャノン Hugh Shannon : Saloon Singer (Audiophile)
● ジャネット・サイデル Janet Seidel : ディア・ブロッサム
● ジョイス・ブリーチ Joyce Breach : Remembering Mabel Mercer Vol. 3 (Audiophile)
● メイベル・マーサー Mabel Mercer : Merely Marvelous
● マーク・マーフィー Mark Murphy : Midnight Mood (MPS)
● モーガナ・キング Morgana King : Wild is Love (reprise)


2006/11/25 訳
2012/05/10 レイアウト変更等


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