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OH, DEM GOLDEN SLIPPERS
[Verse 1]
Oh, my golden slippers am laid away,
'Cause I don't expect to wear 'em til my wedding day.
An' my long-tailed coat that I love so well,
I will wear up in the chariot in the morn.
And my long white robe that I bought last June,
I am gonna chang it 'cause it fits too soon.
An' the old grey horse that I used to drive,
I will hitch him to the chariot in the morn.
ああ、僕の金の沓が置かれたままに、
なぜって僕の結婚式の日まで履く気はないから。
それに僕のお気に入りの長い燕尾のコートは、
馬車に乗る日の朝に着飾るつもりさ。 （★）
それにこの前の６月に買った白くて長いローブ、
やがて僕にピッタリするようになるから換えるつもりさ。
それに僕がよく乗り回した年老いた灰色の馬を
馬車に乗る日の朝に彼を馬車につなぎたいんだ。
[Refrain]
Oh, dem golden slippers,
Oh, dem golden slippers,
Golden slippers I'm gonna to wear
Because they look so neat.
Oh, dem golden slippers,
Oh, dem golden slippers,
Golden slippers I'm gonna to wear
To walk the golden street.
ああ、あの金の沓を、
ああ、あの金の沓を、
金の沓を履くつもりさ、
なぜってとても素敵に見えるから。
ああ、あの金の沓を、
ああ、あの金の沓を、
金の沓を履くつもりさ、
黄金の通りを歩くためにね。
[Verse 2]
Oh, my old banjo hangs upon the wall
'Cause it ain't been tuned since way last fall.
But the folks say we'll have a good time
When we ride up in the chariot in the morn.
There's my brother Ben and there's my sister Luce,
They will get the news to uncle Bacco Juice.
What a great camp-meetin' there will be that day
When we ride up in the chariot in the morn.
(to Refrain)
ああ、壁に掛けられた古い僕のバンジョー
だって去年の秋から鳴らなくなっているから。
でも家族はみんなで楽しい時間を持てるだろうといっている、
馬車に乗る朝になったら。
そこには兄弟のベンそれに姉妹のルースが、
彼らはバッコ・ジュース叔父さんからのお知らせを聞くだろう。
素敵な野外集会がその日に開かれるだろう、
馬車に乗る朝になったら。
（リフレイン）
[Verse 3]
So, it's good-bye, children, I will have to go
Where the rain ain't fallin' and the wind don't blow.
An' your ulster coats, why you will not need
When you ride up in the chariot in the morn.
But your golden slippers must be nice and clean
An' your age must be tender sweet sixteen.
An' your white kid gloves you will have to wear
When you ride up in the chariot in the morn.
(to Refrain)
そう、お別れだ、子供たちよ、もう行かなくては
そこには雨が降らず、嵐も吹かない所。
それに寒さ除けの外套も、そういう分けで着る必要がないんだ
馬車に乗る朝になったら。
でもあんたの金の沓はきっと立派できれいなものだろう
そして君は素敵な１６歳に戻るだろう。
それに君は白い子ヤギ皮の手袋を身に着けるだろう
馬車に乗る朝になったら。
（リフレイン）
（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に。オリジナルの方言歌詞は Wikipedia に載っている）
※ 単に "Golden Slippers" ともクレディットされる、ブルーグラスやスクエア・ダンスのスタンダードであるこの演奏曲は、もともと Original Georgia Minstrels というミンストレル・ショー（19世紀後半に流行した白人が黒人に扮して踊り、歌ったバラエティー）のダンス・ルーティン『歩き回り踊り』(Walk-Around) で人気となった歌で、瞬く間に国中のミンストレル巡業者によって歌い踊られることになったという。作詞・作曲は黒人パフォーマーであったジェイムズ・ブランドで彼の書いたスタンダードとしては "Carry Me Back to Old Virginny" が有名。
Wikipedia によると、黒人霊歌 "Golden Slippers" のパロディーとして書かれたとある。オリジナルの "Golden Slippers" は下に訳した。
ヴァースのメロディーは、同じくミンストレルから生まれたと言われるアメリカ民謡 "Polly Wolly Doodle" とそっくりだ。ブルーグラス演奏以外にファッツ・ワーラ―、ゴールデン・ゲイト・カルテットなどが歌っている。ロジャー・ワグナー合唱団は黒人霊歌として歌っている。 （SecondHandSongs によるパフォーマー・リスト参照）
★ 馬車（チャリオット）に乗るとは、天国に行くということだろう。
黒人霊歌 "Swing Low, Sweet Chariot"にもあるが、旧約聖書 列王記下 ２章に『エリアがヨルダン河を渡って向こう岸に行き、天国から迎えに来た炎の戦車に乗り天国に昇って行った』というエピソードから来ているのだろうか？
なお "Swing Low, Sweet Chariot" は『揺れよ戦車』や『静かに揺れるよ幌馬車』といった邦題がつけられることがあるが、ジャズ詩大全 Vol.17 の注には『"Swing Lowは普通には〈低く揺らせ〉ととれるが、そうではなく、天から〈降りて来てくれ、やってきてくれ〉ということを言っているようだ。アメリカのあるウェブサイトでは、これは "Swing down from heaven" という意味ではないか、というある研究者の意見が...』との記述がある。
作詞・作曲： ジェイムズ・Ａ・ブランド James A. Bland (1879)
YouTube
■ ゴールデン・ゲイト・カルテット
■ ファッツ・ワーラ
■ モダネアーズ
■ ヴァーノン・ダルハート＆カーソン・ロビソン(1928)
■ トム・ラウシ Tom Roush
■ ロジャー・ワグナー合唱団 ： 黒人霊歌として歌っている。
GOLDEN SLIPPERS
(What Kind of Shoes You Gonna Wear)
1. What kind o' shoes you going to wear?
Them golden slippers:
What kind o' shoes you going to wear?
Them golden slippers;
Golden slippers I'm bound to wear,
Out shine the glittering sun.
どんな沓を君は履くつもりだ？
あの金の沓さ；
どんな沓を君は履くつもりだ？
あの金の沓さ；
金の沓を僕は履く決心をしていています、
キラキラ輝く太陽を反射するためです。
Chorus:
Yes, yes, yes, yes, yes, my Lord,
I'm going to join that heav'nly choir;
Yes, yes, yes, yes, yes, my Lord,
I'm a soldier of the cross.
そうです、そうです、神様、
僕は天国の聖歌隊に加わるつもりです；
そうです、そうです、神様、
僕は十字の戦士です。
2. What kind o' robe you going to wear?
That long white robe;
What kind o' robe you going to wear?
That long white robe;
Long white robe I'm bound to wear,
Out shine the glittering sun. [Chorus]
どんなローブを君は着るつもりだ？
あの丈が長い白いローブです；
どんなローブを君は着るつもりだ？
あの丈が長い白いローブです；
丈が長くて白いローブを着る決心をしています、
キラキラ輝く太陽を反射するためです。
（コーラスへ）
3. What kind o' crown you going to wear?
That starry crown;
What kind o' crown you going to wear?
That starry crown;
Starry crown I'm bound to wear,
Out shine the glittering sun. [Chorus]
どんな冠を君はかぶるつもりだ？
あの星のような冠です；
どんな冠を君はかぶるつもりだ？
あの星のような冠です；
星のような冠をかぶる決心をしています。
キラキラ輝く太陽を反射するためです。
（コーラスへ）
4. What kind o' belt you going to wear?
That gold waist band;
What kind o' belt you going to wear?
That gold waist band;
Gold waist-band I'm bound to wear,
Out shine the glittering sun. [Chorus]
どんな帯を君は締めるつもりだ？
あの金の腰帯です；
どんな帯を君は締めるつもりだ？
あの金の腰帯です；
金の腰帯を締める決心をしています、
キラキラ輝く太陽を反射するためです。
（コーラスへ）
5. What kind of song you going to sing?
New song!
What kind of harp you going to play?
Golden harp!
Golden harp! I'm bound to play
To outshine the glittering sun
どんな歌を君は歌おうとしているのか？
新しい歌です；
どんなハープで演奏するつもりなのか？
金のハープです；
金のハープで演奏する決心をしています、
キラキラ輝く太陽を反射するためです。
（コーラスへ）
（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に）
※ 南北戦争以前からあると言われる霊歌だが、南北戦争後に結成され今も続くフィスク大学から生まれたア・カペラ合唱団 Fisk Jubilee Singers が広めたといわれる。(wiki: Golden Slippers 参照)
シンプルなコール＆レスポンス形式の歌は教会に集まった会衆たちの心を一体化させる効果があったのだろうが真面目な感じの歌だ。より有名になったパロディ版の方が、歌詞も曲も親しみがあり人気で、この歌の別名がオープニング歌詞から "What Kind of Shoes You Gwine to (Gonna) Wear" と区別されるようになったのもうなずける気がする。
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■ フィスク・ジュビリー・シンガーズ
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■ シーダー・クレスト・シンガーズ(1929)
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2023/07/05 訳
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