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YOU CAN HAVE HIM
[Maizie:]
You can have him, I don't want him—
He's not worth fighting for;
Besides, there's plenty more
Where he came from.
I don't want him, you can have him—
I'm giving him the sack,
And he can go right back
Where he came from.
I could never make him happy;
He'd be better off with you.
I'm afraid I never loved him;
All I ever wanted to do was
Run my fingers thru his curly locks,
Mend his underwear and darn his socks,
Fetch his slippers and remove his shoes,
Wipe his glasses when he read the news,
Rub his forehead with a gentle touch
Mornings after when he's had too much,
Kiss him gently when he cuddled near,
Give him babies one for ev'ry year—
So you see
I don't want him, you can have him,
You can have him, I don't want him,
For he's not the man for me.
[Monique:]
You can have him, I don't want him—
He's not worth fighting for;
Besides there's plenty more
Where he came from.
I don't want him, you can have him—
He isn't my concern,
And he can just return
Where he came from.
I would look a trifle silly
Taking him away from you.
That was never my intention;
All I ever wanted to do was
Close the window while he soundly slept,
Raid the icebox where the food is kept,
Cook a breakfast that would please him most,
Eggs and coffee and some buttered toast,
Wake him gently with a breakfast tray,
After breakfast clear the things away,
Bring the papers and when they've been read,
Spend the balance of the day in bed—
So you see
I don't want him, you can have him,
You can have him, I don't want him,
For he's not the man for me.
[メイジー]
彼はあなたのものにしていいわよ、私には必要ないから――
彼は争う価値のないものだから．．．
その上、彼にはいっぱい
帰る所があるから。
私には必要ないの、あなたのものにしていいから――
彼は首にしたの
彼はすぐに戻っていいのよ
彼が前いた人の所へ。
私には彼を幸せにさせられないわ．．．
あなたとやり直ししたらいいわ。
私は彼を愛したことなんてない気がするわ．．．
私がしたかった事は
彼の巻毛に指を絡ませたり、
下着を直したり、靴下を繕ったり、
彼のスリッパを用意して彼の靴を脱がしたり、
彼が新聞を読んでいるときに眼鏡を拭いたり、
そっと彼の額を撫でたり、
彼が呑み過ぎて二日酔いの朝は、
寝床で寄り添ってきたら優しく口づけして、
彼の赤ちゃんを毎年一人ずつ――
だから分かるでしょ
私には必要ないの、あなたのものにしていいから――
彼はあなたのものにしていいわよ、私には必要ないから――
だって彼は私が求める男の人じゃないから。
[モニク]
彼はあなたのものにしていいわよ、私には必要ないから――
彼は争う価値のないものだから．．．
その上、彼にはいっぱい
帰る所があるから。
私には必要ないの、あなたのものにしていいから――
彼は私の関心の外
彼はただ帰れるから
彼が前いた人の所へ。
私はちょっと馬鹿に見えるでしょうね
あなたから彼を奪うなんて。
決してそのつもりはなかったの．．．
私がしたかった事は
彼がぐっすり眠っているときに窓を閉めたり、
食料が保管してある冷蔵庫をあさって
朝食を料理するの彼がとても喜びそうな、
卵にコーヒーそれにバターを塗ったトーストなんかを、
トレイに乗せて彼を優しく起こすの、
朝食が済んだらかたずけて、
朝刊を持ってきて読んでいる間に、
寝床の中で落ち着いた一日を過ごすこと――
だから分かるでしょ
私には必要ないの、あなたのものにしていいから――
彼はあなたのものにしていいわよ、私には必要ないから――
だって彼は私が求める男の人じゃないから。
（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に）
※ 『あんな浮気な男なんてこっちから願い下げ、のしを付けてあんたにあげるわ！』と歌いながらも揺れ動く女心を歌った歌で、元は 1885年フランスからアメリカに自由の女神像が贈られると決まった時に、特ダネをつかむべく新聞記者が女神のモデルをフランスまで探しに行くというミュージカル Miss Liberty (1949) で紹介された歌。
舞台では新聞記者ホレスが自由の女神のモデルと間違ってしまうフランス人モデルのモニク（アリン・アン・マクリ―）と、ホレスに気があり若いモニクに嫉妬した女性記者メイジー（メアリー・マカーティ）が対峙するかたちで交互に歌った。フラン・ウォーレン、ダイナ・ショア＆ドリス・デイ、ヘレン・フォレスト、ペギー・リーなどはブロードウェイ開幕前に録音しているが劇の知名度をあげる PRだったのかもしれない。
後にエラ・フィッツジェラルド、ニーナ・シモン、ナンスィー・ウィルソン、シャーリー・バッシー、イーディー・ゴーメ、ライザ・ミネリなども歌ったが、変わった所ではスウェーデンのジャズ歌手リーナ・ニューベリ（Lina Nyberg) も録音している。（SecondHandSongs によるパフォーマー・リスト参照）
作詞・作曲： アーヴィング・バーリン Irving Berlin
出典： ミュージカル Miss Liberty (1949)
YouTube
■ ナンスィー・ウィルソン
■ リーナ・ニューベリ
■ ニーナ・シモン
■ オリジナル・ブロードウェイ・キャスト
2022/12/15 訳
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