SWEET GEORGIE FAME

ことばと音楽は私に必要なもののすべて
ことばと音楽が導くところに私はついて行く
そして私はゲームより楽しいものを見つけた
素敵な若者が喜びを与えてくれた、
可愛いジョージー・フェイム

ああ、私はある夜たまたま彼を聴いた
今ではどこで歩いていても、私は踊ってしまう
もうロンドンは違ったものになっているの
だってロンドンに歌があれば、街がスウィングするから、
可愛いジョージー・フェイム

ロンドン橋が落ちたというけれど
ポップソングを私はいぶかりながら聴いていたの
(安っぽいポップソングのせいじゃないかと思うの）
でも今となってはついに
素敵な愛すべき本当のミュージシャンに会うことができて喜んでいるの

ああ、ブロードウェイからフェスティバル・ホールまで
私はいろいろ聴いて、彼等の話も聞いたわ
みんなが言うには、何百万という女性が
ジョージー・フェイムに感動させられ、耳を清められたという

しばらくすると、彼女達の笑みを見るでしょう、きっと満足するはずよ
彼の手と足が作り出す音楽の甘みなこと；帰りの電車も逃してしまい
ボロボロになって、あなたはとりこになるでしょう
可愛いジョージー・フィエムのとりこに！




※：スィート・ジョージア・ブラウンというオールド・スタンダードがあるがこちらの方は、 R&B、ジャズの影響を受けた英国の男性シンガー／ピアニストであるジョージー・フェイム (Gergie Fame) へのトリビュート・ソング。

彼は 1943生まれで、1960年代初頭にデビューし、'64年の2枚目のアルバムでモンゴ・サンタマリアの曲 "Yeh, Yeh" （作詞：ジョン・ヘンドリックス）をカバーして、英国№1ヒットとなった。その後何曲か60年代にトップチャートを賑わすヒットを出す。
映画「俺たちに明日はない（Bonnie and Clyde)」とは直接関係ないが、同時期に発売された "Ballad of Bonnie and Clyde" はアメリカ、イギリス№１ヒットとなり日本でもそれなりにヒットした。
CBSは英国のアンディ・ウィリアムスとして売り出そうと、ウィズストリングアルバムを出したことがある。彼はビッグバンドとの共演にも興味を持ちカウント・ベイシーとのツアーもある。70年代以降も幅広くコンスタントに活躍している。


ブロッサム・ディアリーによるミュージシャンへのトリビュートソングとしては他に、ＴＶで共演したジョン・レノンへ捧げた "Hey, John" も有名。


作詞： サンドラ・ハリス Sandra Harris
作曲： ブロッサム・ディアリー Blossom Dearie 出典： ブロッサム・ディアリーが紹介。1967 年のライヴ Sweet Blossom Dearie が初録音か？

CD, LP
● ブロッサム・ディアリー Blossom Dearie : Sweet Blossom Dearie (Philips) , ブロッサム・ディアリー７５ (Daffodil)
● ジョイス・ブリーチ Joyce Breach : Odds & Ends (Audiophile)
● マグニ・ウィンツェル Magni Wentzel : All or Noghing At All (Gemini)

2006/10/20 訳
2012/05/10 レイアウト変更等

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