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SUMMER WIND

夏の風が
吹いてきた
海を通って。
風はいつまでも残る
君の髪の間に
そして僕の歩みとともに。
僕らは歌を歌い
あの黄金色の砂浜を散歩した。
二人の恋人と、それに
夏の風。

絵凧のように、
昼も夜も
飛び過ぎて行った。
世界は新しく
青い傘のような
空の下にいた。
そしたら、
笛吹き男よりも優しく
ある日君を誘惑したのさ．．．
夏の風で僕は君を失ったのさ。

秋の風、
冬の風が
来ては去った、
そして日々は動きを止め、
一人ぼっちの日々、
ただ流れてゆく。
終わる事のない夜中に
子守歌を
囁くのは誰だろう？
我が気まぐれな友
夏の風、
夏の風、
夏の風なんだ。


（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に）

※　夏の風とともに消えた恋を歌った叙情歌。第２スタンザの『笛吹き男』とは笛の音で子供たちを誘拐したハーメルンの笛吹き男をさしているのだろう。

英語版Wikipedia によると、
『元はドイツの "Der Sommerwind" で、作曲はヘインズ・マイヤー Heinz Meier （ペンネームは Henry Mayer)、ドイツ語歌詞はハンス・ブラトケ Hans Bradtke、英語歌詞はジョニー・マーサーでほぼ元のテーマを踏襲しているが、引喩した季節の移ろいは南欧のシロッコ（サハラ砂漠から吹く熱風）を題材にしている。最初の録音はウエイン・ニュートンでそれに続き、ボビー・ヴィントン、ペリー・コモが録音した。
最も知られているのは、1966年のフランク・シナトラの歌で、ビルボードのホット・チャートは最高位 25位、イージー・リスニング部門では 1位となった。多くの歌手、楽団によってカヴァーされたがその中には、シャーリー・バッシー、ファン・ラヴィン・クリミナルズ、マイケル・ブーブレ、ジェイムズ・ディーン・ブラッドフォード、バリー・マニロウ、ウェストライフ、ウィリー・ネルソンなどが含まれている．．．』

この歌はジョニー・マーサー生前最後のヒット曲でありそれ以降ヒット・チャートをにぎわせることはなくなった。

SecondhandSongs にあるように、ドイツ語、英語以外に、チェコ、デンマーク、オランダ、フランス、スウェーデン、スペインなど多くの言語で歌われている。

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英語歌詞： ジョニー・マーサー Johnny Mercer
独語歌詞： ハンス・ブラトケ Hans Bradtke
作曲： ヘンリー・マイヤー Henry Mayer (Heinz Meier) (1965)

YouTube
■　フランク・シナトラ
■　ニッキ・パロット
■　マイケル・ブーブレ
■　ウィリー・ネルソン

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2022/07/15 訳

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