SUDDENLY THERE'S A VALLEY

君が一番高い山を登ったとき
雲が太陽を隠すことがあっても
すぐに谷間の平地が現れるさ (※1)
 人に平穏を与えることを知っている大地が。

嵐が遠くの虹を隠し
そして君が友達を見付けられない時でも
すぐに谷間の平地が現れるんだ
 友情が失われることのない平地が。

季節の移ろいだけが訪れ(※2)
波打つ穀物が土地を清め
幸福の青い鳥に見守られ
そして振る雨に口づけされる谷間の平地が

君の明るい明日が見えなくなり
もう一度やり直す気が失せたときでも
やがて谷間の平地が現れるはずさ
 希望と愛が始まる平地が。


※1:辞書で調べると"Valley"は「切り立った渓谷」も意味することもあるが、どちらかというと「周囲より低くなった平地」を意味するようだ。
(なんとはなしに、映画「ブリガドゥーン」の冒頭シーンの絵柄が浮かんだ)

「高い山」は、社会的な地位、金銭的な成功等を、「太陽を隠す雲」は、突然の不幸を「谷間の平地(valley)」は、平凡ながら心を支える愛情や友情を示唆するのだろう。

※2: 全般にかなり意訳が含まれている。
特に第3連は、歌詞のイメージがわかず苦し紛れの訳に近い。



作詞・作曲:チャック・メイヤー、ビフ・ジョーンズ Charles Meyer, Biff Jones (1955)

CD, LP
● ゴギ・グラント Gogi Grant : サドンリー・ゼアーズ
● ジュリアス・ラローサ Julius LaRosa : Golden Classics Edition
● ミルス・ブラザーズ The Mills Brothers : イン・ア・メロー・トーン (MCA)


2006/10/03 訳
2012/05/10 レイアウト変更等


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