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ベッシー・スミスが歌った Gin House Blues ２歌の訳
1. Gin House Blues (1925)
2. Me and My Gin (aka Gin House Blues, 1928)
GIN HOUSE BLUES (1925)
Bessie Smith
I've got a sad sad story today
I've got a sad sad story today
I'm goin' to the gin house when the whistle blows
My troubles come like rain
That's all been poured before
My man keeps me cryin' all night
My man keeps me cryin' all night
I'm goin' to the gin house, sit there by myself
I mean to drown my sorrows
By sweet somebody else
I've got those worst kind of gin house blues
I've got those worst kind of gin house blues
I'll make one trip there to seek to ease my mind
And if I do I'm gonna make it
My last time
It takes a good smart woman these days
It takes a good smart woman these days
To hold her man when these gals have got so many tearful ways
I mean to watch my man
Don't care what these other gals say
I've got to see the conjure man too
I've got to see the conjure man too
Because these gin house blues is campin' 'round my door
I want him to drive them off
So they won't come back no more
悲しい悲しい話が今日起きたの、
悲しい悲しい話が今日起きたの、
私は時報が鳴ったら酒場に行くつもり。
私の悩みは雨みたいに降ってきたの、
全く激しい土砂降りが前に起きたの。
私の男は一晩中私を泣かせたの、
私の男は一晩中私を泣かせたの、
私は酒場にいって、一人だけ座っているつもり。
私の悲しみを紛らわせようとしたいの、
他の誰か可愛い男でもって。
こんな最低な酒場のブルーズに浸ってしまったの、
こんな最低な酒場のブルーズに浸ってしまったの、
気分を紛らそうとちょっと出かけてみるつもり、
そうなったらやっちゃうわ、 （★）
最後の最後として。
この頃はとても頭のいい女が必要ね、
この頃はとても頭のいい女が必要ね、
女たちがいろいろ涙を流すような目にあった時に男を引き留めるような女が。
と言うか私の男ときたら
女たちの言うことに耳を傾けもしないんだ。
私は魔法使いにも会ったのさ、
私は魔法使いにも会ったのさ、
なぜってあの酒場のブルーズが家の前に住み着いてしまっているから、
彼がブルーズを追い払ってくれたらと望んでいるのよ、
そうしたらもうブルーズに襲われることなんてないから。
(★ make it には何とかやり遂げるといいう意味の他、俗語で性交するという意味がある)
（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に）
※ wikipedia によると、「『ジン・ハウス・ブルース』は二つの異なる歌のタイトルで、何年にもわたり混乱の元となっていた。いずれもベッシー・スミスが最初に歌っている。
元のタイトルが『ジン・ハウス・ブルース』とつけられた歌はフレッチャー・ヘンダーソンが1925年に作曲し、ヘンリー・トロイが作詞したものでベッシー・スミスとヘンダーソンの共演で1926年に録音された、出だしの歌詞は "I've got a sad sad story today / I'm goin' to the gin house when the whistle blows..." である。
しかしながら今日『ジン・ハウス』または『ジン・ハウス・ブルース』と呼ばれる "Stay away from me 'cause I'm in my sin / If this place gets raided, it's just me and my gin..." というラインで始まるものは全く異なる歌である。この歌のオリジナル・タイトルは『ミー・アンド・マイ・ジン』であり、ベッシー・スミスが1928年に録音した歌である。書いたのは『ハリー・バーク』とされるが、ピアニスト、作曲家のジェイムズ・Ｐ・ジョンソンの偽名と考えられている。こちらの方は何年にもわたり多くの音楽家により録音されてきたが、作者のクレディットは大抵、ヘンダーソン＆トロイとなっているが明らかな間違いである。」と書かれている。
作詞： ヘンリー・トロイ Henry Troy
作曲： フレッチャー・ヘンダーソン Fletcher Henderson (1925)
YouTube
■ ベッシー・スミス
ME AND MY GIN
(GIN HOUSE BLUES)
'Nuff Said - Live at Westbury Music Fair, Westbury, NY - April 1968, Nina Simone
"Stay away from me 'cause I'm in my sin
Stay away from me 'cause I'm in my sin
If this place gets raided, it's just me and my gin
(But if this joint is raided, Oh, Somebody bring me my gin)
Don't try me nobody, oh, you will never win
Don't try me nobody 'cause you will never win
I'll fight the army, navy just me and my gin
Any bootlegger sure is a pal of mine
Any bootlegger sure is a pal of mine
'Cause a good ol' bottle o' gin will get it all the time
When I'm feeling high ain't nothing I won't do
When I'm feeling high ain't nothing I won't do
Get me full of liquor and I'll sure be nice to you
I don't want no cloak and I don't need no bed
I don't want no cloak and I don't need no bed
I don't want no porkchop just give me gin instead."
私から離れて、なぜって私は罪におぼれているから、
私から離れて、なぜって私は罪におぼれているから、
この場所が手入れを受けたら、いるのは私とジンだけ。
（もしこの酒場に踏み込んだら、誰かがジンを渡してくれるから） （★）
私を雑魚扱いしないで、あんたが勝つことはないのよ、
私を雑魚扱いしないで、だってあんたが勝つことはないのよ、
私は兵隊や水兵とも勝負するわ、私とジンだけで。
密造酒つくりは私の本当の友達よ、
密造酒つくりは私の本当の友達よ、
なぜって上物のジンの瓶がいつでも手に入るからよ。
私がハイな気分になったら何にもしたくなくなるの、
私がハイな気分になったら何にもしたくなくなるの、
酒を一瓶手に入れてくれたらあんたに優しくしてあげるよ。
外套なんてちっとも欲しくないし、ベッドも必要ないわ、
外套なんてちっとも欲しくないし、ベッドも必要ないわ、
ポークチョップなんて要らないから代わりにジンをおくれよ。
(★はダイナ・ワシントンが歌った歌詞）
（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に）
※ こちらは一般的に知られた『ジン・ハウス』で、ニーナ・シモン、ダイナ・ワシントン、エリック・クランプトン、アニマルズ、浅川マキ（日本語の歌詞）などが歌っている。
作詞・作曲： ハリー・バーク（ジェイムズ・Ｐ・ジョンソン） Harry Burke (James P. Johnson) (1928)
YouTube
■ ベッシー・スミス
■ ニーナ・シモン
■ ダイナ・ワシントン
■ エリック・クランプトン
2021/11/05 訳
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