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POOR LITTLE RICH GIRL
Strike Up the Band - Count Basie / Tony Bennett (1959, Roulette)
[Verse]
You're only
A baby
You're lonely,
And maybe
Someday soon you'll know
The tears
You're tasting
Are years
You are wasting,
Life's a bitter foe.
With fate it's no use competing,
Youth is so terribly fleeting;
By dancing
Much faster,
You're chancing
Disaster,
Time alone will show.
[Refrain]
Poor little rich girl,
You're a bewitched girl,
Better take care!
Laughing at danger,
Virtue a stranger,
Better beware!
The life you lead sets all your nerves a-jangle,
Your love affairs are in a hopeless tangle,
Though you're a child, dear,
Your life's a wild typhoon.
In lives of leisure
The craze for pleasure
Steadily grows.
Cocktails and laughter,
But what comes after?
Nobody knows.
You're weaving love into a mad jazz pattern,
Ruled by Pantaloon.
Poor little rich girl,
Don't drop a stitch too soon.
[Verse2]
The role you are acting,
The toll is exacting,
Soon you'll have to pay.
The music of living
You lose in the giving,
False things soon decay.
These words from me may surprise you,
I've got no right to advise you,
I've known Life too well, dear,
Your own Life must tell, dear,
Please don't turn away.
[ヴァース]
君はただの赤ちゃん
君は孤独でおそらく
いつか君は知るだろう、涙を
君が味わっているのは時代
君は無駄にしている、
人生は苦い敵。
運命の女神と争うのは無駄なこと、
若さはとても残酷にも飛び立つもの。
踊りながら、遥かに速く。
君は破滅の機会をうかがっている、
時だけが証明できるもの。
[リフレイン]
哀れで小さく裕福な少女よ、
君は魔法にかけられた少女だね、
気を付けなよ！
危険にはあざ笑って無視し、
美徳とは無縁、
用心しなよ！
君が歩んでるのはイライラした人生、
君の恋愛沙汰というと希望のない混乱、
君は子供だけど、ねえ、
荒れ狂う台風こそ君の人生。
気晴らしの生活と
快感への熱狂が
着々とむしばみはじめている。
カクテルと笑い声、
でもその後に来るものは？
誰も知らないさ。
君は愛を狂ったジャズ柄に織り込んでいるね、
道化師が決めたやり方で。
哀れで小さく裕福な少女よ、
すぐに刺繍もれをしてはいけないよ。
[ヴァース２]
君の演じている役割、
その料金の取り立ては厳しい、
速やかに君は支払わなくては。
生活の音楽を
君は手放し失くしてしまう、
偽物はすぐに腐食するもの。
僕からのこれらの言葉は君を驚かすかも、
僕には忠告する権利はないさ、
僕は人生を十分知ってきた、君、
君自身の人生が語るはずさ、君、
目をそむけちゃだめさ。
（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に）
※ poor と rich の撞着語法を使った、裕福だが快楽の人生を求めていても未来に破滅が見えそうな女性への忠告の歌なのだろう。分かりにくいがリフレイン最後の行 Don't drop a stitch too soon は『すぐに愛を見失っちゃいけないよ』といった意味だろう。
スティーヴ・ローレンスが1963年に歌った同名曲（ジェリー・ゴフィン＆キャロル・キング作）があるが、これは英国劇作家、ソングライターのノーエル・カワードがショーのために作った歌で、カワードの多くの作品中最初にアメリカで成功した歌。
元は英国レヴュー On With the Dance (1925) のために作られたが、アメリカに輸入されたレヴュー The Charlot Revue of 1926 でガートルード・ローレンスが紹介し評判となった。後年ジュディ・ガーランド、ラリー・クリントンなどの録音もヒットした。バーバラ・リー、カーメン・マクレー、クリス・コナー、トニー・ベネットなどジャズ・シンガーも多く取り上げている。
作詞・作曲： ノーエル・カワード Noël Coward
出典： 英国レヴュー On With the Dance (1925) より
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■ ノーエル・カワード
■ クリス・コナー
■ トニー・ベネット
■ カーメン・マクレー
2021/08/05 訳
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