The Voice Is Rich : Buddy Rich (Mercury, 1959)
[Verse]
There's a famous thoroughfare
I've heard collegiates say
I'm not referring to Piccadilly
It's not 42nd Street
It's not the rue de la Paix
Nor is it Market Street in Philly
Ask most any college Romeo
To complete your education you must go....
[Refrain]
Down the old ox road
Though you'll never find where it is
By looking in maps
With a little investigation you'll discover perhaps
That this old tradition's not a place
But just a proposition called
The old ox road
The old ox road
Ox road could be any romantic spot
A country highway or a moonlit yacht
It could be in the parlor
When the lights are burning low
It could be in the movie
In the very last row
Down the old ox road
In the magic of the moonlight
You are filled with delight
While the leaves that flutter o'er you
Whisper lover tonight
Why keep waiting, and debating
When you know it's time for mating
On the old ox road
On the old ox road
[ヴァース]
有名な大通りがあるって
学生仲間から聞いたことがあるんだ
僕が引用しているのはピカデリー通りじゃないよ
42番街でもないし
パリのペ通りでもないし
もちろんフィラデルフィアのマーケット・ストリートでもないさ。
大学の恋多きロミオたちに聞いてごらん、
教育課程を修了するためには行かなければならないんだ...
[リフレイン]
古の牛街道に行けば、
だけどまあどこにあるか見つけられなだろうけど、
地図を見て、
ちょっと調査をしてみれば発見できるかも、多分ね。
この昔からのしきたりは場所のことでなく
単に "口説くこと" を言うとき、
古の牛街道というんだ、
古の牛街道というんだ。
牛街道はいろんなロマンティックな場所のことでいいんだ、
田舎の街道や月明りのヨットの中とか。
広間でもいいんだ
灯りが落とされた。
映画館の中でもいいんだ、
最後列の席の。
古の牛街道を進めば、
魔法がかかった月明りの下で
君は歓びに満ち溢れるんだ。
木の葉が君の近くで揺れて、
今宵恋人に囁くのさ。
なぜ待ち続けたり議論したりするのさ、
今こそ結ばれる時だと知った時なのに、
古の牛街道で、
古の牛街道で。
(原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に)
※ 歌詞にあるように「オックス・ロード」という道が実際にあるわけではなく、どこでも女学生を連れていけるなら、大学では伝統の「オックス・ロード」と呼び女学生を口説きなさいと歌う幾分はしたない歌。
学生生活ミュージカル映画「カレッジ・ユーモア」で大学教役のビング・クロスビーと恋を楽しみたい学生たちのアンサンブルで歌われビング・クロスビーの歌はそれなりにヒットした。作詞のサム・コズロウの回想によると、映画で男子大学生たちがこの歌を歌いながら女子学生を口説くシーンを見て検閲に引っ掛かり最後にはカットされるのではと懸念したようだ。
珍しい歌でスタンダードとは言えないだろうが、ビング・クロスビー以外にハイ・ローズやマキスィン・サリヴァン、ドラマーのバディ・リッチ(彼のドラム・スタイルとは真逆のテンダーな歌唱)などの録音もある。
作詞: サム・コズロウ Sam Coslow
作曲: アーサー・ジョンストン Arthur Johnston
出典: 映画 College Humor (1933)
YouTube
■ バディ・リッチ
■ ビング・クロスビー
■ ハイ・ローズ
■ マキスィン・サリヴァン
2021/07/25 訳