まさか僕に行けと言うんじゃないよね、 (※1)
うんざりする程愛してよ。
もし君が僕に行って欲しいんなら、
僕は上手く生きていけそうにないよ。
君のいない僕はどんな存在?
君がいなけりゃ僕のいる場所なんてありゃしない。
まさか僕に行けと言うんじゃないよね、
君が去ったら僕はどうしようもなくなるんだ。
一日が1000時間になるんだ、
君がいなけりゃそうなると気付いてるんだ。
ある抱擁によって僕の世界は全く別のものになったんだ。
本当に最初から、僕の恋の炎が橋を燃やしたので
逃げ道はなかったんだ、 (※2)
君は僕から去る気なんてないよね?
君は僕を傷つけることなんか出来ないよね?
まさか僕に行けと言うんじゃないよね。
※1.Never let me go の意味は
・「決して僕が行きたい気持ちにさせないでくれ」か
・「君はまさか僕に行って欲しいんじゃないよね」
なのか、このニュアンスはよく分からないのが正直なところ。
続く、Love me much too muchも「うんざりする程愛してよ」としたが
「あんなに愛しているのに酷いよ」といった意味なのかもしれない。
※2.all my bridges burned:退路を断つ、背水の陣で臨むというイディオム。
作詞: ジェイ・リビングストン Jay Livingston
作曲: レイ・エバンス Ray Evans
出典: 映画 The Scarlet Hour (1956) よりナット・キング・コールが紹介
CD, LP
● クレオ・レイン Cleo Laine : アット・カーネギー・ホール
● イーデン・アットウッド Eaden Atwood : Cat on a Hot Tin Roof (Concord)
● アイリーン・クラール Irene Kral : 恋の行方 (Nadja)
● ジェーン・モンハイト Jane Monheit : Never Never Land (N-Coded Music)
● リナ・ネイバーグ Lina Nyberg : Close (Prophone)
● マーク・マーフィー Mark Murphy : Nat King Cole Songbook vol.1 & 2 (Muse)
● メリッサ・ウォーカー Melissa Walker : メイ・アイ・フィール (Enja)
● ロニー・ホワイト Ronny Whyte : All in a Night's Work (Audiophile)
● ビル・エヴァンス Bill Evans : Alone
● キース・ジャレット Keith Jarrett : Standards Vol.2 (ECM)
2006/02/24 訳
2012/05/10 レイアウト変更等