---

(SONG OF) DELILAH

   
左：Alexis Cole with One For All - You'd Be So Nice To Come Home To (2010)
右： Clifford Brown - Max Roach (EmArcy, 1954)

[ヴァース]
新しい愛も古い愛も彼女の眼の中に、
恋の炎の守り人、消えることはない。

[リフレイン]
デライラ、
かくも惹きつけかくも綺麗、
いつまでも近くに、彼女は愛の、
不朽の愛の妖精。

彼女は温かい、火の温かさのような。
ゆっくりと愛の初心者を導いてくれる、
嵐の中で。

時が始まって以来、
愛が知られるようになって以来、
彼女は誰にでも言う、
一人で迷っていてはだめじゃない？

デライラ、
かくもしっかり教えてくれる、
君が愛の秘密を探しているのなら、
デライラが知っている。

※　旧約聖書「士師記」の物語に基づくセシル・Ｂ・デミル監督のスペクタクル映画『サムソンとデリラ』(Samson and Delilah, 1949) のテーマ曲だったヴィクター・ヤングの演奏曲を元にレイ・エヴァンス＆ジェイ・リヴィングストンが歌詞を付け Song of Delilah として映画の宣伝用に使われた。

Delilah ブラウン＆ローチの演奏の他、ミルト・ジャクソン＆ウェス・モンゴメリーなどジャズ演奏が比較的多いが、ジャズ・ヴォーカル版の方はそれほど多くなく、ナット・キング・コールが 1950年頃に録音したものの、2010年にアレクシス・コールが録音するまではあまり取り上げる人はいなかったようだ。
聞き取り等から推定した歌詞を以下に載せる。

[Verse]
All that's new in love or old in love is in her eyes,
Keeper of the flame that that never dies.

[Refrain]
Delilah,
So enchanting so fair,
Ever near, she's the spirit of love,
Timeless love.

She's warm as the fire is warm.
Softly leading beginners in love
Through the storm.

Since time begin,
Since love have been known,
She's told every man
Why wander alone?

Delilah,
With so much to disclose,
If you're seeking the secrets of love,
Delilah knows.

---

作詞： レイ・エヴァンス、ジェイ・リヴィングストン Ray Evans, Jay Livingston
作曲： ヴィクター・ヤング Victor Young (1950)
出典： 映画 Samson and Delilah のテーマ曲 (1949)

YouTube
■　ナット・キング・コール
■　アート・ランド（バリトン歌手）
■　クリフォード・ブラウン＆マックス・ローチ (1954)
■　ミルト・ジャクソン＆ウエス・モンゴメリー

2021/03/20 訳

---

　ページトップへ 　上位メニューへ