メル・トーメ
[Verse]
寂しい気持ちになるのは故郷へ帰り、
そこを巡りまわること。
そこで人が探すのは、
ただ一人の懐かしい顔だけを...
[Refrain]
7時10分に着いたばかり、
思ったのは懐かしい仲間と会えるかと
でも誰もがただ通りすぎるだけ、
僕はこの町ではただの異邦人にすぎない。
どこでも、僕が会う人は誰でも
僕が誰なのかいぶかるだけ、
そう誰も気にしてないのさ、
町の異邦人に対しては。
古びた寂しい通りで僕がみた家、
雑草が門扉にまで生い茂っている、
君がここで待っているという気持ちにはなるものの、
でも遅すぎたようだね。
12時02分発で出ていこうか
君がもういないということが信じられない。
そこには何もないのだろうか、いつまでも
僕は故郷の町では異邦人でしかないのだろうか?
傷つくのは一人ぼっちで、
恋人がいないこと。
故郷の町では異邦人にしかならないならば。
(原歌詞は 歌詞ネット を参照した。ヴァースはメル・トーメの歌聞き取りによる)
※ 1943年に同名の映画があるがこれとは関係ないようだ。
1944年に作者のメル・トーメ&メルトーンズが最初にレコードをリリースしたが、よりヒットしたのは、マーサ・ティルトンの録音だという。
1950,60 年代にはラーリーン・ハンター、ドナ・ブルックス、ジュリー・ロンドン、アン・フィリップス、ダイナ・ワシントン、レイ・チャールズ、アーサー・プライソックなどが録音している。
長らく忘れられたような歌だったが、最近ではグレタ・マタッサ、ヴェロニカ・スゥイフトなどが歌っている。(録音者リスト 参照)
作詞・作曲: メル・トーメ Mel Tormé (1944)
YouTube
■ メル・トーメ
■ ジュリー・ロンドン
■ マーサ・ティルトン
■ ダイナ・ワシントン
■ グレタ・マタッサ
2020/12/05 訳