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WHEN DAY IS DONE
Paul Whiteman
[Verse 1]
君が去って以来
あることがはっきりしたんだ。
君は僕にとってとてもかけがえのない人だと、
君とあってからは。
夕方に君の傍らにいて、
僕は夜をを愛するようになったのさ。
でも夜の君の愛らしさは、
もう同じにはならない。
[Refrain]
一日が終わり
影が下りると
君を夢見る。
一日が終わると
僕がただ考えることは
君と知った歓び。
あの切望の思い、よみがえるのは、
君を僕の腕に抱いたこと、
愛は消えない、僕が知っている愛は、
君がいなければ、夜はその魅惑を失ってしまう。
一日が終わり、
草は黄昏時の露に濡れると、
僕の孤独な心は太陽とともに
沈み込んでしまう。
たとえ僕が君の柔らかな口づけを
一日中恋しく思っていても、
僕が一番恋しくなるのは、
一日が終わるときなのさ。
[Verse 2]
晩鐘が響いている、
どこか遠くから。
銀色の星が遥か
空の端に見える。
仕事は終わると、
生活は歌のように思える。
僕にある宝物は、
お金では買えないもの。
（リフレイン）
原歌詞は petit lyrics を参照
※ 夜になる度、去ってしまった恋人への思いにふける歌。
『どこへ行ってもこの曲をリクエストされたものだ』とポール・ホワイトマンは後に回想している。 1926年欧州巡業中のポール・ホワイトマンはウィーンで聞いた欧州で当時大ヒットしていたロベルト・カトシェールの『マドンナ』(Madonna du bist schöner als der Sonnenschein : マドンナあなたは太陽よりも美しい) に心打たれ、ベルリンのコンサートで披露することになった。しかしストライキがありそのことは忘れることにしたが、コルネット奏者のヘンリー・バッシー Henry Busse が『思い出せよ、君はカトシェールと約束したんだろ』と言って、第２幕に急遽カトシェールが付けた歌を伴えた演奏を挿入した。バッシーのコルネット・ソロはまさにかれがレコードに残したものだった。僕らは喝さいをあびることになったんだ。
ホワイトマンがデ・シルヴァに英歌詞を付けることを提案し生まれたのがこの When Day Is Done という歌で、1920年代を代表するヒットとなった。カトシェールは Wunderbar をアメリカに移行したミュージカル The Wonder Bar を1931年に披露している。後にアメリカに移住したカトシェールだが彼が 1942年に死去した時、ホワイトマン楽団は葬送曲として美しいメロディーを持つこの曲を捧げ、また後にデ・シルヴァの死去の際にもこの曲を演奏したという。
映画では Shadows and Fog (邦題：ウディ・アレンの夜と霧, 1991) で聞くことが出来る。
歌っているのは、ミルドレッド・ベイリー、ダイナ・ショア、ガイ・ロンバード、マリオ・ランツァ、ボビー・ダリン、ジーン・オートリ―、ペリー・コモ、キーリー・スミス、アル・ジョルスン、パティ・ペイジ、最近ではレベッカ・キルゴア、ダリル・シャーマンも歌っており、ミルドレッド・ベイリーはアップテンポでジャズっぽく歌っているがおおむねスローバラードで歌われている。
他にコールマン・ホーキンス、アル・コーン、ジャンゴ・ラインハルトのジャズ演奏も残されており、 Jazz Standards.com のランクでは 973位につけている。またラインハルトが演奏したことでジプシー・ジャズ・ギターのレパートリーともなっている（ビレリー・ラグレーン、ローゼンバーグ・トリオ など）。そして
作詞： デ・シルヴァ B. G. De Sylva (Buddy DeSylva) (1926)
(作品リスト )
作曲・ドイツ語歌詞： ロベルト・カトシェール Robert Katscher (1924, 原曲は Madonna du bist schöner als der Sonnenschein : マドンナあなたは太陽よりも美しい)
YouTube
■ ペリー・コモ
■ ボビー・ダリン
■ マリオ・ランツァ
■ アル・ジョルスン
■ アーサー・プライソック
■ キーリー・スミス
■ レベッカ・キルゴア ： ドイツ語、英語歌詞と続けて歌っている
■ ポール・ホワイトマン楽団 ：フィーチャーされるコルネットはヘンリー・バッシー
■ ジャンゴ・ラインハルト
■ ローゼンバーグ・トリオ
■ ビレリー・ラグレーン
2020/11/10 訳
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