I'll Build A Stairway To Paradise 日本語訳

(I'LL BUILD) A STAIRWAY TO PARADISE

[Verse ]
All you preachers
Who delight in panning the dancing teachers,
Let me tell you there are a lot of features
Of the dance that carry you through
The Gates of Heaven.

It's madness
To be always sitting around in sadness,
When you could be learning the Steps of Gladness.
(You'll be happy when you can do
Just six or seven.)

Begin today!
You'll find it nice:
The quickest way to Paradise.
When you practice,
Here's the thing to do...
Simply say as you go:

ダンス教師たちを非難する
全ての説教者たちよ、
言わせて欲しいのは
天国の門を通るダンスには
多くの未来があることさ。

常に悲しみに沈んで無為に過ごすなんて
狂っているよ。
君が歓喜のステップを学べるときは。
君に出来たのなら幸せになれるさ
ただ６か７ステップだけで。

今日から始めようよ。
素敵だと分かるだろう：
天国への手っ取り早い道だよ。
練習したのなら。
さあこれがやるべきことさ・・・
そのまま行けばいいのさ：

[Refrain]
I'll build a Stairway to Paradise
With a new Step ev'ry day!
I'm going to get there at any price;
Stand aside, I'm on my way!
I got the blues
And up above it's so fair:
Shoes!
Go on and carry me there!
I'll build a Stairway to Paradise
With a new Step ev'ry day.

僕は天国への階段を築くんだ、
毎日新しいステップ（※）でもって！
費用がかかろうと全力で天国に行くのさ；
どいておくれ、僕の行く道から！
気分がふさいだけど
でも天上はとても素晴らしいのさ：
靴よ！
歩き続けて僕を天国に連れて行っておくれ！
僕は天国への階段を築くんだ、
毎日新しいステップでもって！

※　ステップにはダンスのステップと階段のステップという意味を兼ねている。
元はアイラ・ガーシュイン（当時はアーサー・フランシスというペン・ネーム）が A New Step Every Day というタイトルで書いたもので、「僕はいろんなダンスを知っている。ガヴォット、トロット、スコットランドの踊りなど。僕はダンスに夢中。もっと新しいステップを毎日習いたいんだ。トゥー・ステップの別の踊り方や古風なワルツや新規のあらゆるダンスを。もっと習わなけりゃ満足できないんだ。天国への階を造るんだ、毎日新たなステップでもって」という内容だった。ところが
『ある日、デシルヴァが僕とジョージが書いたこの曲は何かに使う予定はあるのかと聞いたので、いいやただの歌だよと答えたら、最後のライン（I'll build a staircase to Paradise, With a new step ev'ry day) は、スキャンダルズのプロダクション・ナンバー（出演者全員が歌うショー・ナンバー）に使える気がするとデシルヴァが言ったんだ。僕はスキャンダルズの共作者として参加できることに興味をそそられたので、翌晩デシルヴァのグリニッジ・ヴィレッジのアパートで３人で新しい歌を書きはじめたんだ。２時頃にはヴァースを含めて完成したけど、結果は全く新しい歌詞になり、残ったのは A New Step Every Day の一行だけで staircase という言葉さえも stairway に変えられた次第さ。新しい歌は、当時としては複雑な曲構成をしていたんだ。僕は第一幕のフィナーレを飾ることに同意したけど、僕への見返りはその曲のクレディットがあることだけで人気曲になるとは思っていなかったんだ。僕はこのショーで人気を博すのは I Found a Four-Leaf Clover (And the Next Day I Found You) だと思っていたよ。明らかに大衆の耳に譲歩するとしたら、スーザのマーチ風な質や兵士好みのティッペラリー的なビートが国中を席巻するはずだと思っていたのさ。でも僕は間違っていたんだ、他の曲以上に街の楽団やレコード会社は Stairway to Paradise を演奏したし、実際ヒットしたんだ。この歌の３分の１のロイヤリティーだけで（３人で作ったので）、3,500ドルになりそれで一年暮らしていけたよ。』 (Lyrics on Several Occasions by Ira Gershwin より）

America's Songs II によると、「そのダンス中心でコミックナンバーが散りばめられた豪華絢爛ショーをジョージ・ガーシュインは『舞台上にはポール・ホワイトマン楽団に囲まれて円形状の階段が置いてあった。階段は舞台天井にまで続いていた。合５０人もの美しい女性たちはエナメル革をまといその素材はスポットライトにより輝いていた』と記した。アンコールの幕が上がると女性たちはガウンを脱ぎ捨て肌の露出したランジェリー姿で現れたという。ジョージは更に彼のシンコペートされたマーチへのポール・ホワイトマンの編曲を『ポールは僕の歌に活気を与えてくれて僕はほとんど気絶しそうになったよ』と称賛し、『このショーでのホワイトマン氏との結びつきが、ポールが僕に彼の最初のジャズ・コンサートの曲を書いてくれとの要望のきっかけになったんだと思うよ。知ってのとおり、それで僕が書いたのはとっておきの Rhapsody in Blue だったんだ』・・・」

この歌は、ジョージ・ガーシュインの伝記映画 Rhapsody in Blue (1945, 邦題：アメリカ交響楽）、ジーン・ケリー主演でガーシュイン曲を網羅したミュージカル映画 An American in Paris (1951) でも使われている。この曲は最初にブルーズ・イディオムを採用したスタンダードの一つと言われる。

作詞：Ｂ・Ｇ・デシルヴァ、アイラ・ガーシュイン B.G. DeSylva / Arthur Francis(Ira Gershwin)
作曲：ジョージ・ガーシュイン George Gershwin
出典：レヴュー George White's Scandals of 1922 の第一幕フィナーレで Winnie Lighter, Pearl Regay 他のキャストにより歌われ Paul Whiteman and the Palais Royal Orchestra が演奏

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2015/03/20 訳

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