THE LOVE NEST


[verse I]
Many builders there have been
Since the world begins.
Palace, cottage, mansion, inn,
They have built for man.
Some were small, and some were tall,
Long or wide or low.
But the best one of them all
Jack built long ago.
'Twas built in bygone days,
Yet millions sing its praise.

多くの建築家が
有史以来存在したね。
王宮、山小屋、邸宅、宿屋、
どれも男のために建てられたもの。
小さなものもあれば、高いものも、
長いものも、広いものも、低いものもあった。
でも中でも最高のものと言えば
ジャックが随分前に建てたもの。
そは過ぎ去りし日々のもの、
なれどあまたの人が讃えたもうたもの。

[refrain]
Just a love nest,
Cozy and Warm.
Like a dove rest
Down on a farm.

A veranda with some sort of
clinging vine.
Then a kitchen where some rambler
roses twine.

Then a small room,
Tea set of blue.
Best of all room,
Dreams room for two.

Better than a palace with a
gilded dome.
Is a love nest
You call it home.

ちょっとした愛の巣だけど、
 ぬくくて暖かい。
鳩の休息所みたいに、
 田舎の農園にある。

ベランダにはつたの一種が
 まといついている。
そしてキッチンには絡み合った
 何種類かのツルバラ。

そして、小さな部屋には、
 青いティーセット。
どの部屋より最高の、
 二人の夢の部屋。

金ぴかドームの宮殿より
 素敵なもの、
それは愛の巣
ホームと誰もが呼ぶもの。

[verse 2]
Building houses still goes on
Now as well as then.
Ancient Jack and Jill are gone,
Yet return again.
Ever comes the question old,
Shall we build for pride,
Or shall brick and mortar hold
Warmth and love inside?
The answer you may know.
Jack solved it long ago.

(repeat refrain)

今でも家は作られ続けている
これからもずっと。
ジャックとジルはもういない、
でもまた戻ってくるのさ。
昔ながらの問題が起きたのなら、
我々は見栄のために家を建てるのか、
それとも煉瓦とモルタルで、
温かみと愛を包むために作るのか?
答えはご存じの通り、
ジャックが解答したのさ。

(リフレインへ)


※ 夫婦漫才コンビ ジョージ・バーンズ George Burns グレイシー・アレン Gracie Allen の 1930,40 年代に放送されたラジオショー、そして1950年代のテレビショーのテーマ曲として知られている。

ヴァース1、2はマザーグース、This is the house that Jack built と Jack and Jill を示唆しているが歌詞内容とは直接関係はない。ジャック&ジルは「若い男女」の一般的な代名詞で、カーン&ハマーシュタインの The Folks Who Live on the Hill にも「ジャックとジル」という歌詞が含まれている。





作曲: ルイス・ハーシュLouis A. Hirsch
作詞: オットー・ハーバック Otto Harbach
出典: ジョージ・M・コーハンの舞台ミュージカル "Mary" (1920) より

歌、YouTube 映像:
● ジャッキー&ロイ Jackie and Roy : I Here Music ((Brunswick))
● ハイローズ The Hi-Lo's : Love Nest/All Over the Place
チェット・ベイカー : アップテンポの演奏
ジョン・スティール : 1920年録音。ヴァースから歌っている。
ポール・ホワイトマン楽団 : 演奏に続きバーンズ&アレンの漫才


2006/01/24 訳
2012/05/10 レイアウト変更等


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