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I'LL TAKE TALLULAH
ドロレスに会ったことはあるかい？
－ ああ、ドロレスには会ったよ
彼女はコーラスの女王さ
－ だれでもコーラスは出来るさ
それからオリヴィアには会ったことは？
－ 悪いね、オリヴィアをいただくよ
ああ、喜んで君にあげるよ
－ 彼女をリビアに投げ込もうか
女王の中の女王といったら、
タルーラさ
そのタルーラって女の子は
－ 学校の人気者だから
決闘を申し込もうかな
－ タルーラは奨学生になったよ
丘に登ろうかな
－ ジャックとジルァみたいにね
ブラジルァまで船を漕いで行こうかな
－ なんか馬鹿さ加減が増して来たね
だって彼が真に愛しているのは、
タルーラだからさ
彼女がコンガを踊りはじめ、
一方僕が出会ったのはラヴソングをさえずる小鳥
誰も彼女のようにフラを踊れないさ、
タルーラが僕にしてくれるように
ファティマに会ったけど
－ 彼女は陰謀屋
マクィータに会ったけど
－ 彼女はだまし屋
ジャマイマに会ったけど
－ 彼女は成りあがり屋
オフェリアに会ったけど
－ 彼女は裏切り屋
ただ一人の真心の女の子、
僕はタルーラを選ぶよ
※ キューバンリズム（？）で始まる歯切れのよいスゥイングナンバーで、タルーラという女性を称賛する歌だが、歌詞に大した意味はなく、各行を ah で終わるようにした音響効果を狙ったノヴェルティ。
1942年 2月にトミー・ドーシー楽団（歌はフランク・シナトラ、ジョー・スタッフォード在籍時のパイド・パイパーズ）が録音したが、更に同年の 5月にはミュージカル映画 Ship Ahoy で使われた。（レッド・スケルトン、バート・ラー、エレノア・パウェル、トミー・ドーシー楽団、バディ・リッチなどによる歌・踊り・演奏のアンサンブル）
参考：インターネットの歌詞サイトとドーシー楽団時代のフランク・シナトラ録音と異なる部分が多かったので、ジョー・スタッフォードの LPライナーノート歌詞やシナトラ CD、映画 Ship Ahoy の YouTube などの聞き取りによる歌詞起こしをしたが、不明な箇所は適当な歌詞で補った。
Have you met Dolores? (pp) - Yes I met Dolores. (male solo)
She's queen of chorus. (pp) - You can have the chorus. (male solo)
And have you met Olivia? (fs) - Sorry, take Olivia (male solo)
Oh I'd gladly give ya (fs) - Oh throw her in the Libya (male solo)
There's queen of ruler-ah, Tallulah (pp)
For that gal Tallulah (fs) - Is ruler of school-lah (pp)
I would fight a duel-ah, (fs) - Tallulah got a school-ar (pp)
I would climb a hill-ah (fs) - Just like Jack and Jill-ah (male solo)
I'll paddle to Brazill-ah (fs) - Well, this is gettin sillier-ah (male solo)
Cause he's love true-lah, Tallulah (pp)
When she starts to love conga
while I met love song-ah (or LaZonga) is chickadee (or fricassee) (js)
No one doing the hola can
do what Tallulah can do to me. (fs)
I have met Fatima (fs) - Fatima is a schem-mah (female solo)
I have met Marquita (fs) - Marquita is a cheat-ah (female solo)
We have met Jemima, (pp) - Oh she's a social climb-ah (fs)
We have met Ophelia (pp) - She will double deal ya (fs)
Just one girl is true-lah, I'll take Tallulah (pp)
fs : フランク・シナトラ
pp : パイド・パイパーズ
male (female) solo : パイド・パイパーズの男性（女性）ソロ
js : ジョー・スタッフォード
作詞： エドガー・イップ・ハーバーグ Edgar Yip Harburg
CD, LP
YouTube
2012/08/05 訳
作曲： バートン・レイン Burton Lane
出典： 映画 Ship Ahoy (19421) にてトミー・ドーシー楽団等が紹介
● フランク・シナトラ The Essential Sinatra with Dorsey (Bluebird, RCA)
● ジョー・スタッフォード Jo Stafford : Getting Sentimental Over Tommy Dorsey (reprise)
■ 映画 Ship Ahoy のクリップ ： テーブルのレッド・スケルトンにジャズメン用語で話しかける眼鏡はトミー・ドーシー。
その後女性を連れて現れるベレー帽は、映画『オズ...』で夜眠りに就く時に数える羊にさえ恐怖をおぼえる臆病なライオンを演じたバート・ラー。
その後、スケルトンと歌を掛けあいタップを踊るのはエレノア・パウェルで役名はそのもののタルーラ・ウィンターズ。
そして機械的なパウェルのタップに負けじと、機械的なスティックさばきをするドラマーはバディ・リッチ。
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