BLUE RAIN

［ヴァース］
僕の水平線に雲がかかり夜という黒いブランケットが覆う：
空が澄みきらないのは君が視界から消えてから。
僕が目にするもの全てが
君が去ったことを思い出させてしまう；
この僕の部屋では
いつも暗く灰色の毎日なのさ。


［リフレイン］
青い雨が
僕の窓辺に滴り落ちる、
でも君が戻ってくれば
虹が見えるはず
青い、青い雨の後には。

そしてそこには青い星が
見下ろしながら、君の居場所を尋ねる、
でも君が戻ってくれば
太陽が輝いて
青い、青い星を隠してくれる。

空は昔よりずっと輝きを増すはずさ
君と君の愛が僕の戸口付近に歩いてくれば。

それからもう青い雨なんか降らないだろうさ、
僕の心臓が繰り返す音だけがして
何百万もの青い鳥のさえずりのように歌うのさ
青い、青い雨の後には。


※　1939年の作品でミルドレッド・ベイリー、グレン・ミラー楽団（歌はレイ・エバリー）などがこの頃録音したがヒットはしていないようだ。1956年録音のミリー・ヴァ―ノンのクールで淡々とした録音があるもののあまり取り上げる人はいない。

作詞のジョニー・マーサーは1930年代中期から1940年代中期に最もヒットを量産した頃で同年（1939）には And the Angels Sing, Day In - Day Out, I Thought About You などのヒット曲がある。

作曲のジミー・ヴァン・ヒューゼンは 1940 & 1950 年代はジョニー・バークと組みビング・クロスビーの映画などに曲を書き、更に 1950 & 1960 年代はサミー・カーンと組みフランク・シナトラのために曲を書いた。彼がクロスビーに書いた曲は23曲、シナトラに書いた曲は85曲になるという

マーサーとヴァン・ヒューゼンと組んだのはこの年の Blue Rain と I Thought About You の２曲と 35年後の 1974年に再び組みフランク・シナトラが録音した Empty Tables の計３曲のみらしい。


作詞： ジョニー・マーサー Johnny Mercer
作曲： ジミー・ヴァン・ヒューゼン Jimmy Van Heusen


CD, YouTube
●　グレン・ミラー楽団（歌はレイ・エバリー Ray Eberle) Platinum Glenn Miller
●　ミリー・ヴァ―ノン Introducing Milli Vernon (Storyville)

■　ミルドレッド・ベイリー

2011/08/24 訳
2013/03/01 レイアウト変更等

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