WHEN I TAKE MY SUGAR TO TEA

[ヴァース]
俺はジャック・ホーナー坊やとおんなじなのさ、　
シュガーちゃんに会ってからのこと、
俺のダチどもが言うことにゃ、
奴らの心は痛んでいるってさ、
だって俺が街角の明かりが見える店に寄らなくなり、
月明かりの恋人の並木道に行ってしまい、
以前はしなかったことをしているって。

[リフレイン]
俺が彼女（シュガー）とお茶を飲みに行くと、
男たちは俺を妬むのさ、
だってダチどもが行く所には決して連れて行かないからさ、
彼女とお茶を飲みに行くときは。

品のないがさつ者、それが俺さ、
お高く澄ました女子、それが彼女。
だからダチどもが行く所には決して連れて行かないからさ、
彼女とお茶を飲みに行くときは。

日曜の午後はいつだって
二人して厄介事は忘れ去って、
リッツで仲睦まじくするのさ、
百万長者たちに交じってさ。

彼女とお茶を飲みに行く時は、
俺は豪華なリッツ族になりきるのさ、
だってダチどもが行く所には決して連れて行かないからさ、
彼女とお茶を飲みに行くときは。


※　『紅茶に砂糖を入れる』と『恋人（シュガー）とのお茶のデート』をかけた軽快なティンパンアレー歌。

初期の録音としてはグレン・グレイ＆カサ・ロマ・オーケストラ、ボスウェル・シスターズなどがある。40年代以降はナット・キング・コール、クラーク・シスターズ、ビリー・メイ楽団、フランク・シナトラなどが録音している。

めったに歌われることのないヴァースで引用される「ジャック・ホーナー」とは Ain't Misbehavin' にも使われているが、英国の伝承童謡マザーグースに出てくる Little Jack Horner のこと。リッツは高級なホテルチェーンのこと。
この歌は、アーヴィング・カールの Wedding Bells Are Breaking Up That Old Gang of Mine という歌（シチュエーションは逆で、上流階級の娘と結婚する仲間に見捨てられた男の歌）の対抗歌として作られたものらしいがそちらの歌は全く忘れられている。


作詞： アーヴィング・カール、ピエール・ノーマン・コナー Irving Kahal, Pierre Norman Connor
作曲： サミー・フェイン Sammy Fain (1931)


歌：


2011/04/09 訳
2013/03/01 レイアウト変更等

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