[リフレイン1]
彼が私を必要とする限り、
そうよ彼には私が必要なの。
人にはどんな風に写ろうと、
確かに彼には私が必要なの。
他の誰が彼をずっと愛し続けるのかしら?
二人の仲が冷え切った時でも。
彼は知っているのよ、私がいつまでも...
彼が私を必要とする限りは。
私は彼がいないときは
とても寂しくなるの。
でも彼が近くにいても、
口には出さないの。
体の中にある気持は、
秘密にしなければならない愛。
それは地獄の苦痛、それが私にある誇り、
彼が私を必要とする限り。
[インタールード]
彼は感謝の言葉を口にすることもなく、
心のままに行動するだけ、
それでもやはり私は動くだけ、
彼のもくろみどおりに。
[リフレイン2]
彼が私を必要としている限り、
私は自分のいる場所をわきまえているわ。
私は強く彼にくっついて行くの、
彼が私を必要としている限り。
生きている限りずっと、
正しかろうが間違っていようが彼を愛するわ。
そしてとにかく私は強くいきるの、
彼が私を必要としている限り。
人は寂しい時に、
そんなとき気づくはずよ。
自分を必要としている誰かがいれば、
その人を強く愛することを。
彼の信頼を裏切ろうとは思わない、
みんな彼から離れなさいというけど。
ただ忠実でいるだけよ、
彼が私を必要としている限り。
※ 愛のそぶりも見せずただ自分を利用するだけの恋人への一途な愛の歌。
ディケンズの小説「オリバー・ツイスト」原作の英国ミュージカル Oliver (1960) からの歌。 1968年にはキャロル・リード監督で映画化されたが、監督の甥であるオリバー・リードがビル・サイクスを演じた。
この曲は泥棒ビル・サイクスの情婦であるが、最後にはオリバーを助け悲劇的な最後を迎える酒場女ナンシーが歌った。
歌手によって各スタンザの順序等が異なったが、一番標準的な歌詞の並びをここには訳してある。2コーラスと長い歌なので、昔のレコードではリフレイン2だけを歌っている歌手が多い。またインタールードをヴァースとして歌っている歌手も見受けられた。(昔のレコーディングは一曲3分程度、LPは両面で12曲に収めるようにしているケースが多いのでリフレイン1は省略したのかもしれない)
なお Reading Lyrics には別のヴァースが記載されていたがレコード、 You Tube 、映画「オリバー」を確認したがこのヴァースは使われていなかったので訳は割愛した。
作詞・作曲: ライオネル・バート Lionel Bart
英国ミュージカル Oliver (1960) より
歌:
2011/02/19 訳
2013/03/01 レイアウト変更等