僕は途方に暮れたよ、まるで王位を失くした王様みたいさ。
途方に暮れたよ、まるで骨をなくした犬のように
僕はグルグルうろつきまわり、
やっちゃいけないことをしてるのさ。
君がいなけりゃこんなに途方に暮れてしまうのさ。
僕は途方に暮れたよ、まるで鼓動するのを忘れた心臓みたいさ。
途方に暮れたよ、まるで敗北した軍隊のように。
僕は葉っぱが落ちる
夏が過ぎた秋の木のようさ。
君がいなけりゃこんなに途方に暮れてしまうのさ。
僕に関するあらゆるものがおかしく思えるんだ、ねえ、
友達は同じことを繰り返すんじゃないよと言うし、
僕は歩き回ってぐずぐずのろのろで、
自分の名前さえ思い出せない始末さ。
ベイビー、途方に暮れているのさ、何故って、
家の電話は鳴らないからさ。
途方に暮れたよ、ペットのカナリアは歌おうとしないんだ。
途方に暮れたよ、何故って君の残した思い出が、
突然なくなったからさ。
君がいなけりゃこんなに途方に暮れてしまうのさ。
※ ソウル、R&Bのソング・ライターであるオーティス・ルネの1943年の作品。トリオ時代のナット・キング・コールが録音している。
作詞・作曲: オーティス・ルネ Otis René (1943)
歌:
2011/01/15 訳
2013/03/01 レイアウト変更等