THE COFFEE SONG
(THEY'VE GOT AN AWFUL LOT OF COFFEE IN BRAZIL)

[リフレイン１]
ブラジル人の土地に行けば
ン十億ものコーヒー豆が育ってるんだ、
だからおかわりはいくらでもあるのさ
途方もなくいっぱいのコーヒーがブラジルで採れるってさ。

チェリーソーダを頼んでも無理
だって売る量は制限されてるから
それに多分彼らは売る気はないだろうね。
ン千億トンものコーヒーがブラジルで採れるってさ。

お茶はなし！
トマトジュースだってなし。
ご存じのように
ポテトジュースだってないのさ。
だってサントスの農園主たちが口をそろえて言うのは、
「ない！ない！ない！」

ある政治家の娘が
水を飲んだかどで告発されたって、
しかも課せられた罰金は
５０ドルの請求書と来たもんだ。
途方もなくいっぱいのコーヒーがブラジルで採れるってさ。


[リフレイン２]
女の子とデートした後に気付くよ
彼女はパーコレーターのような香りだって、
彼女の香水は焙煎釜の脇で作られているから
勿論、ブラジルの海をコーヒーで沸かすことだって出来るのさ。

それにハム＆エッグに香辛料が必要なら、
コーヒーケチャップで風味付けさ、
コーヒーピクルスはディルのピクルスよりずっと売れてるって。　（★）
勿論、ブラジルではコーヒーの中にコーヒーを加えてるんだ。

お茶はなし！
トマトジュースだってなし。
ご存じのように
ポテトジュースだってないのさ。
だってサントスの農園主たちが口をそろえて言うのは、
「ない！ない！ない！」

それで君が地元色を出すのなら
コーヒーにドーナッツを添えたらいいよ、
浸すのに技術はいらないからね。
途方もなくいっぱいのコーヒーがブラジルで採れるってさ。


※　コーヒーだらけの国ブラジルの風刺画。
★　ディル（dill) はピクルスに使われる香料。

多分コーヒーピクルス、コーヒーケチャップなど存在しないだろうし、コーヒーの風味付けにコーヒーを加えるという習慣もないだろう。
それに、ブラジルにはないと歌うポテトジュースは世界中どこにもないだろう。ポテトを歌詞に使ったのはA Fine Romance, Let's Call the Whole Thing Off などでも使われているが、トマトとポテトは言葉の相性がいいので使われているだけだろう。（タメイトウとパテイトウでエイトウの韻が踏める）

元はナイトクラブのレヴューのために作られたが、フランク・シナトラが1946のColumbia 盤でヒットさせたもの。シナトラはこの曲を 1960年に reprise レーベル旗揚げで再録音している。


作詞： ボブ・ヒリアード Bob Hilliard
作曲： ディック・マイルズ Dick Miles
1946年のナイトクラブ・レヴュー Monte Proser's Copacabana Revue より


歌：


2010/07/31 訳
2013/03/01 レイアウト変更等

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