MY ONE AND ONLY

[ヴァース]
ジミー：恋心を伝えるために
　　　　君に向けての、
　　　　僕はぴったりで資格があるよね。
　　　　僕はただ
　　　　真心から愛してるだけじゃないのさ；
　　　　手の内を明かそうか；
　　　　多くの男たちを君は酔わして来たのだろうね・・・
　　　　突然、僕は気付いたのさ・・・
　　　　次のようにね：


[リフレイン]
かけがえのない人よ・・・
どうしたらいいの、君が僕を撥ねつけたとしたら、
僕は君に夢中なのに。

とても寂しい思いになるさ・・・
どこに行けばいいの、君が僕を撥ねつけたとしたら、
なぜ僕の青空を黒くかえてしまうの？

僕は君に奇跡をお願いしてるのじゃなくて；
出来るはずのことさ、出来るはずのこと！
僕に聞こえるのは牧師様が朗らかな声で言う言葉が・・・
ここに僕らを夫婦となすと、僕らを夫婦と！

かけがえのない人よ・・・
君が僕を撥ねつける理由なんてないのさ、
僕は君に夢中なのだから。

[ヴァース２]
ジューン：今こそ目ざめ・・・
　　　　　今こそ語るべき・・・
　　　　　あなたが歌ったことのない私への賛美を。
　　　　　私たちは知らぬ同士でないのに、
　　　　　あなたはまるで怖がっている
　　　　　私の許しを乞うことを。
　　　　　もし私を好きなら、もっと昔に言っているはずね；
　　　　　ねえ、そうしなければ一体どうして私に分かると思うの？
ジミー　：まあ、聞いておくれ：

（リフレインへ）


※　スタンダードの My One And Only Love と間違われそうだがこちらには love が付いていないだけ知名度は劣るようだ。

ガーシュイン兄弟が、アデールとフレッドのアステア姉弟のために書いた二本目のミュージカル「ファニー・フェイス」の歌で、 ジミー役のフレッド・アステア、ジューン役のガートルード・マクドナルドなどが歌った。この舞台はロング・ランとなり後にロンドン公演もされた。 他にタイトル曲の「ファニー・フェイス」「ス・ワンダフル」「ヒー・ラヴズ・アンド・シー・ラヴズ」などもこの舞台から生まれている。
1957年のアステア、オードリー・ヘップバーン主演の映画「パリの恋人」(Funny Face) ではタイトルだけ借りストーリーは異なりこの歌も使われなかった。
1983年のガーシュイン兄弟の名曲をアンソロジー的にちりばめた、トミー・テューン、トゥイギー主演のミュージカル My One And Only (1983) でも歌われたが、 ホニ・コールズとトミー・テューンが軽快なタップ・ナンバーとして歌っていた。

一般にアップ・テンポで歌われることが多いが、リー・ワイリーはスローなバラードで切々と歌っている。


作詞： アイラ・ガーシュイン Ira Gershwin
作曲： ジョージ・ガーシュイン George Gershwin
舞台ミュージカル Funny Face (1927) より


歌：


2010/05/22 訳
2013/02/20 レイアウト変更等

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