ALL I NEED IS THE GIRL

Once my clothes were shabby
Tailors called me, "Cabbie"
So I took a vow,
Said, "This bum'll
Be Beau Brummel."

Now I'm smooth and snappy,
Now my tailor's happy.
I'm the cats meow!
My wardrobe is a wow!
Paris silk,
Harris tweed.
There's only one thing I need

Got my tweed pressed,
Got my best vest,
All I need now is the girl!!

Got my striped tie,
Got my hopes high,
Got the time and the place, and I got rhythm.
Now all I need's a girl to go with 'em.
If she'll
Just appear, we'll
Take this big town for a whirl.

And if she'll say, "My darling I'm yours,"
I'll throw away my striped tie
And my best-pressed tweed,
All I really need
Is the girl!


昔僕の服はよれよれで
仕立て屋は僕を「運ちゃん」と呼んだもの。
だから僕は誓ったのさ、
「この乞食はいつか
　しゃれ男ブランメルになってやる。」　（★）
今の僕は洗練されたおしゃれになって、
それで仕立屋もハッピーさ。
僕の身なりは素敵さ、
衣装ダンスはすごいんだ！
パリ製のシルクに、
ハリス・ツイード。　（★★）
足りないのは一つだけ：

ツイードの服をプレスしたし、
ヴェストも最高品を着たし、
今僕に必要なのは女の子さ！
ストライプのネクタイを締めたし、
希望を高く持ったし、
時間も場所も最高で僕はリズムに乗っているんだ、
今僕に必要なのは僕の服にぴったりの女の子さ、
もしその子が、
現れたら、僕らは
この大きな街をグルグルまわるのさ。
そして彼女が「ねえダーリン、私はあなたのものよ」と言ったら
僕はストライプのタイを投げ捨てるだろう、
それに最高のプレスしたツイードもね。
僕が本当に必要なのは
それは女の子さ。


※　メル・トーメの代表アルバムSwings Shubert Alley では曲名が All I Need Is A Girl と記述されているが、定冠詞の The が正しいようであり、トーメ自身も the girl と歌っている。

★　しゃれ男ブランメル　：　 ジョージ・ブライアン・ブランメル (George Bryan Brummell)　イギリスの社交界で男性ファションの権威とされた（1778～1840年）。手の込んだネックウェアーや、半ズボンに代えて長ズボンを流行させた。しゃれ男ブランメル (Beau Brummel) のあだ名がある。

★★　ハリス・ツイード　：　イギリスのスコットランドにあるハリス島で作られるツイードのことをいう。




作詞： スティーヴン・ソンドハイム Stephen Sondoheim
作曲： ジューリー・スタイン Jule Styne
舞台ミュージカル　Gypsy (19459) より


歌：


2009/12/19 訳
2013/01/30 レイアウト変更等

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