MY LOVE IS A WANDERER

My love is a wanderer, wand'ring over land and sea,
And I am a wonderer, wond'ring: Does my love, love me?
He (She) sent a card from Shannon
He (She) said, “How green and clear!
Someday I'm gonna bring you here!” (Thinking of you, wish you were here!”)
He (She) sent a card from London
He (She) hadn't much to say, except,
“The sun came out one day!”
And then, from Paris came a line
“Feelin' fine now, my love, off to Rome!”
Nothing of coming home.
But in his (her) card this morning
He (she) said the dearest thing,
“Meet me in Shannon in the spring!”

https://www.troessexmusic.com/1/songs/my_love_is_a_wanderer


我が恋人は放浪者　（★）
彼方の陸や海を放浪する
そして私は迷い人
迷うのは我が恋人が私を愛しているのか

彼が葉書を送ったのはシャノンの地から　（★★）
彼の言葉は「何と緑で澄み切っていることか
いつか僕は君をここに連れて来たい」

彼が葉書を送ったのはロンドンから
彼はあまり語ることがなく
ただある日に太陽が現れたことだけ

そしてその後パリからは
電話が一本、元気とのこと
今我が恋人はローマに去り
音沙汰は一切ない

でも今朝着いた彼からの葉書には
彼は素敵な言葉をくれた
「シャノンでこの春に会おう」

我が恋人は放浪者
彼方の陸や海を放浪する
そして私は迷い人
迷うのは我が恋人が私を愛しているのか


※　イングランド古謡を思い起こさせるバラード。
恋人が様々な地域を転々と旅する所は、ハワード作詞、ニール・ヘフティ作曲の Don't Dream of Anybody But Me にも類似したものがある。

歌詞ソースが見つからなかったので、聞き取りによるもので間違いの可能性あり。
★　wanderer の訳は、「放浪者」「迷い人」と訳を使い分けた。
★★　シャノンとは、アイルランドの地域名 Shannon かと思う。

作詞・作曲のバート・ハワードは、全世界で1000を超える録音がされたというFly Me To The Moon(1954) のヒットで有名だが、 50 近くある彼の曲の大半は、ニュー・ヨークのクラブ Blue Angel でピアニスト、ミュージカル・ディレクター＆ MC をしていた 1950 年代に集中する。
ハワードは、第二次大戦前の一時期及び除隊後の 1940 年代後半の４年ほどを、クラブ・シンガーのメイベル・マーサー (Mabel Mercer) の ピアノ伴奏をしていたこともあり、彼女が紹介した歌、彼女がレパートリーとした歌は少なくない。 （当曲や Let Me Love You, Year After Year, Don't Dream of Anybody But Me など。)

この歌は、ある資料によると、 Portia Nelson によって紹介され、1953年のレヴュー John Murray Anderson's Almanac で Polly Bergen が歌ったとある。
一方別の資料では、メイベル・マーサーが最初に歌ったもので、ハワードと生涯を伴にした Bud Fowler がアフリカのサファリからスタートし様々な地を旅した時に送った葉書の内容に近いものだと言う。


作詞・作曲： バート・ハワード Bart Howard (1952)


歌：


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2009/12/05 訳
2013/01/30 レイアウト変更等

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