Rocks In My Bed 日本語訳

ROCKS IN MY BED

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My heart is heavy as lead
Because the blues has done spread
Rocks in my bed

Of all the people I see
Why do they pick on poor me?
And put rocks in my bed

All night long I weep
So, how can I sleep
With rocks in my bed?

That mean man of mine
He's gone and he won't come back
That mean man of mine
He's gone and he won't come back
That man is lower than a snake in a wagon track

I got rocks in my bed
Rocks in my bed
Rocks in my bed
Rocks in my bed
Under-loved, over-fed
My man's gone, so instead
I got rocks in my bed

[extra verse]
There's only two kinds of people
I can't understand
There's only two kinds of people
I can't understand
That's a deceitful woman
And a hard faced man

She took my man away
And ain't goin' bring him back
She took my man away
And ain't goin' bring him back
She's lower than a snake down in a wagon track

私の心は鉛のように重い
だってふさぎ虫（ブルーズ）がはびこっているから
ベッドに石が入っている。 ★１

私の会う男達ときたら
なんでみじめな私に意地悪して
ベッドに石を入れるの？

夜はずっと泣きっぱなし
だからどうして眠れるって言うの
ベッドに石があるというのに？

私のものだった男は、
彼は出て行って帰ってこない。
私のものだった男は、
彼は出て行って帰ってこない。
あの男は荷車の轍（わだち）にいる蛇以下の奴。

ベッドに石がある、
ベッドの石が、
ベッドの石が、
ベッドの石が、
愛情不足に食いすぎ、
私の男は出て行って、その代わりに
ベッドに石が入ってきた。

[追加歌詞]　★２
この世には二種類の人間がいるの
　私にはとても理解できないやつら
この世には二種類の人間がいるの
　私にはとても理解できないやつら
それはずるい女と
鉄面皮の男のこと

あの女は私の男を奪ってしまった
彼を返そうともしない
あの女は私の男を奪ってしまった
そのあげく返そうともしない
あの女は荷車の轍（わだち）にいる蛇以下の女。

※　デューク・エリントンには珍しいブルース風味の歌ではないかと思う。

★１：この行はタイトル・フレーズの Rocks in my bed。 rocks がそのまま「石ころ」のことなのか「ベッドの軋み」なのか、、あるいは性的なことを暗示する隠語なのかよく分からなかった。
have rocks in one's head というと「気がおかしい」という意味があり、ベッドの中で気も狂わんばかりになっている状況を暗示しているのかもしれない。

2024/07/05 補足追加
　ネットには、この意味に関してのQ＆Aサイトがあったものの確たる答えではないようだ。また Wiki には、『エリントンが二人の女性の会話を聞いたことから生まれた、性の不満を歌ったあからさまな歌で、ビリー・ストレイホーンが歌作りにかかわった』とある。

★２：追加歌詞は、サラ・ヴォーンのエリントン曲集で歌われている。

ビリー・ストレイホーンの伝記 Lush Life には『1944 年美女部隊の一人として雇われたマリア・エリントン（デュークとは親類ではなく、後にナット・"キング"・コールと結婚しナタリーを生んだ）にビリー・ストレイホーンはこのセクシー・ノヴェルティ・ソングを教えたが、マリアは「基本的に下らないから歌うのがいやだった」と回想している』旨が書かれている。

作詞・作曲：デューク・エリントン Duke Ellington
紹介：エリントン楽団の女性歌手アイヴィー・アンダーソン Ivy Anderson が1941年に歌った。

歌：

ベティ・ローシェ　Betty Roché : Lightly and Politely (Prestige)
ジョー・ウィリアムス Joe Williams : Me And the Blues/The Song Is You (Collectables)
エラ・フィッツジェラルド Ella Fitzgerald : Sings The Irving Berlin And Duke Ellington Songbooks (Not record)
ランバート、ヘンドリックス＆ロス Lambert, Hendricks & Ross : Sings Ellington (CBS)
サラ・ヴォーン Sarah Vaughan : Duke Ellington Songbook vol.2 (Pablo)

2009/09/12 訳
2024/07/05 訳、解説修正

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