MY ATTORNEY BERNIE

1. 僕は顧問弁護士のバーニーには感心させられるんだ、
彼の影響力のある友人たちには感心させられるんだ。
彼にはとっても大きなコネがあるから、
　僕は彼の指示に従うだけさ、
バーニーは彼流のやり方を知っているから、
　僕はいつだって彼の忠告どおりにやるんだ。

僕は顧問弁護士のバーニーの恩恵を受けているんだ、
彼流の店の経営方法に感心するよ。
彼はドジャーズの年間ボックスシートを持っているし、
　事務所はセクシーな女の子だらけ。
驚くべきは、普通の男たちが
　弁護士に求めている事とは次元を異にしていることさ。


バーニーは僕にすべきことを伝え、
バーニーはきっぱり示すから、
バーニーが訴えようと言えば僕らは訴え
バーニーがサインしようと言ったら僕らはサインするのさ

2. 僕は顧問弁護士のバーニーとは離れられないんだ。
ピンチになれば彼はすぐにそこに現れるという具合。
だからもし僕が牢屋にぶち込まれたら保釈金を頼む電話をかけるだけ、
　彼へは彼のクラブ持ちの電話か直接留守電に電話すれば好いって言ってくれるのさ。
顧問弁護士のバーニーと夕食を共にするときは、
　彼は輸入物のワインラックからレアなものを頼むんだ。
だってバーニーは本物志向で、安物のスーツを着た観光旅行者とは違うからさ。
バーニーときたらグラスをしばし眺めて、
　味わってそれからワインを戻すって具合。


バーニーは僕にすべきことを伝え、
バーニーはきっぱり示すから、
バーニーが訴えようと言えば僕らは訴え
バーニーがサインしようと言ったら僕らはサインするのさ


3. 僕はバーニーを尊敬しているんだ。
僕は自分自身の天分を知っている人を尊敬しているんだ。
確かに、僕らは二度ほど紙くずとなった債券をつかむ失敗はしたさ、
　でも何度か勝ち、何度か負けても、バーニーが言うように、タフであり続けなきゃ。
顧問弁護士のバーニーには感謝しているのさ。
君に感謝さ、満足しているんだ。
そう、ぼろ儲けしたよ、君の計画したとおりにやったら。
でも僕の会計士のマーレイが、昨日言っていたように、君に負うものが大きいのさ。


バーニーは僕にすべきことを伝え、
バーニーはきっぱり示すから、
バーニーが訴えようと言えば僕らは訴え
バーニーがサインしようと言ったら僕らはサインするのさ
点線の所にね。

※　デイヴ・フリッシュバーグが友人の弁護士の開業 25周年を祝って書いたという。この歌を収録したフリッシュバーグの 1983 のアルバム The Dave Frishberg Songbook Vol. II はグラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル部門にノミネートされた。フリッシュバーグの作品 I'm Hip （ボブ・ドローとの共作）、Peel Me a Grape を録音したブロッサム・ディアリーは 1988年のアルバム Songs of Chelsea にもこの曲を収録している。

作詞・作曲： デイヴ・フリッシュバーグ Dave Frishberg (1982)

CD, LP
● コニー・エヴィンソン Connie Evingson : Songs of Dave Frishberg (Minnehaha Music)
● デイヴ・フリッシュバーグ Dave Fishberg Classics (Concord)
● ジャネット・サイデル Janet Seidel : ディア・ブロッサム
● ジュディ・ロバーツ Judy Roberts : サークル・オヴ・フレンズ

2009/04/20 訳
2012/07/15 レイアウト変更等

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