THIS HAPPY MADNESS

このお目出度い狂気をどう呼べばいいのかしら
　それは体の中に湧き出る感じのもの
荒々しい十月の狂喜のような
　出会うことはないと思っていたもの
どうなったのかしらあらゆる嘆き
　終わることのない一人ぼっちのため息は
悲しみ達は今どこに行ったのかしら

不機嫌顔に何が起きたのかしら
　そいつは自己満足の道化師だったのかしら
鏡の前で立ち止まってニヤニヤしているのは本当の私ね
セントラルパークを走り抜けて
　あなたのイニシャルを木の皮に刻みたいの
みんなに分かるように通り過ぎる全部の木に

子供の頃に戻ったみたいで
　原生林をスキップして通り過ぎている感じよ
とっても興奮して
　何をやっていいか分からないの
もし子供なら何を気にするっていうの
　私は自分の秘密にほくそ笑むの小さな笑みで
だって私を変えたのがあなただと知っているから

このお目出度い狂気をどう呼べばいいのかしら
　この思いがけない喜びを
この世界を変えてしまったもの
　赤ちゃんのピョンピョンはねるおもちゃに
はるか天上の神たちが笑い転げている中で
　一人の神様が背中を押したので
そこで私は軽々しくも喜ばしくも
　狂おしくも恋に落ちたの


作詞（英語）： ジーン・リース Gene Lees (1968)
作曲： アントニオ・カルロス・ジョビン Antonio Carlos Jobim (1958 頃）
出典： 原曲はヴィニシウス・ヂ・モラレス Vinicius de Moraes が作詞、エリゼッチ・カルドーソが歌ったサンバ曲「白い路 (Estrada Branca) 」）

CD, LP
● マーリーン・ヴァープランク Marlene VerPlanck : Live in London (Audiophile)
● ピンキー・ウィンターズ Pinky Winters : Happy Madness (Emercy)
● スー・レイニー Sue Raney : ライディン・ハイ (Discovery)

YouTube
■　 エリゼッチ・カルドーソの白い道　：　ギターはジョアン・ジルベルト、ピアノはトム・ジョビン
■　 フランク・シナトラ　：　トム・ジョビンとの共演

2008/06/21 訳
2012/06/20 レイアウト変更等

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