CLOSE ENOUGH FOR LOVE

あなたと私は釣り合わない二人ね。
触れ合い、共にする時間を過ごしたわ。　
私たちが初めて会った夜は離ればなれの世界にいたわ。
私たちは思い切って賭けに出て勝ったわ。
まだ完全じゃないけれど、
でも、まあほとんど愛と言えるかしら。

なんて古風で純粋な愛なのかしら。
口付けも、ダンスも
体もそして花束も共にしたわ。　
いつかワインを味わいましょう
あなたと私が
愛と言える位になった時は。

ただの恋人ではないし、友達以上の存在。
誰が分かるというの、始まりやお終いを。
眠れない夜をすごした人生を振り返り
思い出すでしょう、いつまでも、いつまでも。

長いさようならと涙で濡れた顔。
詩と本で何とか持ちこたえている、
でもあなたも私もそれぞれの生活がある、
最も偉大な小説はいまだ語られたことはない
まだ完全じゃないけれど、
でも、まあほとんど愛と言えるかしら。

※　ジョニー・マンデルのソング・ブックによると 「タイトルはアメリカの古いスラング "close enough for jazz" というフレーズをふざけて言ったもの」とあり、 その意味は、「まあまあ」「ほぼ」ということらしい。

作詞： ポール・ウィリアムズ Paul Williams
作曲： ジョニー・マンデル Johnny Mandel
出典： 映画「アガサ／愛の失踪事件」 Agatha (1979) の主題歌

CD, LP
● クレア・マーティン Claire Martine : Devil May Care
● フルーリン Flurine : Close Enough for Love (EmArcy)
● マーリーン・ヴァープランク Marline VerPlank : What Are We Going to Do with All This Moonlight (Audiophile)
● マイク・キャンベル Mike Campbell ：　シークレット・ファンタジー (celeste)
● ピンキー・ウィンターズ Pinky Winters : いそしぎ－ジョニー・マンデル作品集
● スー・レイニー Sule Raney : シングス・ミュージック・オヴ・ジョニー・マンデル (Discovery)


2008/04/12 訳
2012/06/15 レイアウト変更等
2019/06/12 訳訂正

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