IN YOUR OWN SWEET WAY

あなたの勝手なやり方で (※)
あなたは何から何までひっくり返してしまった
仮面をかぶり、道化師を演じ
そして償いを払わされてきた私
今でははっきり分かる
私は大人への通過点にいるだけだと
あなたは自分の生き方を変えないから
結局私へつけが回って来る

私はあなたの考えとは違うの
ほんの一時楽しむことね
あなたは誰とでも楽しくやれる人
あなたの勝手なやり方は
あなたのことがよく分かるようになったわ
急に世界が開け、はっきり言えるの
勝手に生きるためにあなたは嘘を付き通し



※ in one's sweet way(time) で「好きなように、勝手に」というイディオム。元は演奏曲なので「自由な演奏方法で」という意味だったのだろうが、ブルーベック夫人の歌詞は、自分勝手な男に振り回されたうぶな女の独白になっている。



作詞: アイオラ・ブルーベック Iola Brubeck
作曲: デイヴ・ブルーベック Dave Brubeck
出典: 1956年のブルーベックのレコード Newport Jazz Festival for Dave Brubeck and Jay and Kai at Newport があるが、それ以前から演奏していたらしく版権は 1955年。(JazzStandard.com ) 歌は 1961年のカーメン・マクレーとの共演ライヴが最初だろう。(アルバムリリースは 1965)

CD, LP
● カーメン・マクレー Carmen McRae & Dave Brubeck : Take Five Live (CBS)
● リナ・ネイバーグ Lina Nyberg : Close (Prophone)
● ビル・エヴァンス Bill Evans : How My Heart Sings
● マイルス・デイヴィス Miles Davis : Workin' (Prestige)

YouTube
■ ブルーベック・カルテット (64)


2007/06/25 訳
2012/05/20 レイアウト変更等



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