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IT'S A LOVELY DAY TOMORROW

[ヴァース]
新聞の第一面があなたを悲しませるかもしれない、
特にあなたが落ち込んでいるときには；
だから紙面をめくってそんなに悪くないニュースのページに変えて．．．
天気予報欄に慰めがあるはずよ。

[リフレイン]
素敵な日よ明日は；
明日は素敵な日になるわ。

さあ慰めましょう、あなたの涙ぐんだ目から
明日になれば晴れた青空になるわ。

今日のあなたの心に憂さがあったとしても、
もしなにもかも灰色に見えたとしても。

ただあなたの悩みを忘れて、こう言うことを学ぶこと、
明日は素敵な日になるわ。


（原歌詞は 歌詞紹介のページ を参考に）

※　もとはブロードウェイ・ミュージカル『ルイジアナ商会』のために書かれた歌。しかしこの歌が評判となったのは英国で、ロンドンの新聞には『これは英国民のために書かれた希望の歌だ。最初はアメリカの歌だったがかの地で公開される前に成功を収めた。実際アメリカでは聴かれることはない』(Complete Lyrics of Irving Berlin より)

舞台ではマダム・ボードレス（アイリーン・ボルドニー）が踊り子のマリナを励ます場面で歌われたが、バーリンの賛美歌のようなメロディはジェローム・カーンを回想させるようであるが、巧妙にオクターヴ内に収めている。

上述のように英国では兵士の恋人と言われたデイム・ヴェラ・リン、ハッチ（Leslie Hutchinson) などの録音があり、英国のシート・ミュージックでは独自のヴァースがつけられもした。評判となった理由は、当時ヒトラーの暗い影があったためだろう。1940年5月にヒトラー軍がオランダ、ベルギーに侵攻し、仏英軍兵士はベルギーのニーウポールトやダンケルクに後退したとき、舞台でこの歌を歌ったゴール系のミュージカル・スターのアイリーン・ボルドニーはニューヨークのインペリアル劇場で毎晩歌ったが、死線にある家族や友人を思い彼女の歌はとぎれとぎれで涙ながらであったという（SecondHandSongs によるパフォーマー・リスト参照）


ミュージカル『ルイジアナ商会』(Louisiana Purchase, 1940) は、原題名から 1803年の米国のルイジアナ州購入を連想するが、現代の政治を題材にした風刺コメディで、'36年に暗殺されたルイジアナ州選出の上院議員ヒューイ・ロングをモデルにしている。物語は『ルイジアナ商会が不正な取引を行っているという情報をつかんだ高潔な上院議員を調査のために差し向けた。簡単な調査で会社の弁護士を中心に不正な取引が行われていることが判明する。しかし不正が暴かれるのを阻止しようと弁護士は踊り子のマリナとコケティッシュなマダム・ボードレズを使って、上院議員を色仕掛けで誘惑しようとする。しかし上院議員は罠をかわし不正を白日の下にさらす』といったもの。

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作詞・作曲： アーヴィング・バーリン Irving Berlin
出典： ミュージカル Louisiana Purchase (1940)

YouTube
■　デイム・ヴェラ・リン
■　サウンドトラック
■　アル・ボウリー
■　フランク・シナトラ

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2024/10/15 訳

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